人の悩みのほとんどは、人間関係に関する悩みだとよくいわれます。人間関係で悩む背景には、コミュニケーションに関する課題があることも。今日は、コミュニケーションに課題を感じているときに見る代表的な夢をお伝えします。
■ コミュニケーションに課題があるときに見る夢は
夢分析の観点では、夢の中に登場する出来事やアイテムは、現実社会における役割を象徴しています。夢分析におけるコミュニケーションを象徴するアイテムとしては、声や会話をつくる「口」、そしてコミュニケーション手段である「電話」が、代表的な例といえます。では、具体的な夢の例をご紹介しますね。
・口の中にガラスが入っている
口の中にガラスの破片や金属片など、鋭利なものが入っていて、話すたびに口の中が傷つく…。そんな夢をみた時には、自分の言葉が誰かを傷つけていないか振り返ってください。辛口すぎる、批判的すぎる、など。もしかすると、あなた自身も気がついているかもしれませんね。
・口の中がガムでいっぱい
口の中が、ガムのようなものでいっぱいになっている夢は、現実社会において、言いたいことを表現できずにいる状況を表しています。ガムは口の中で膨らみ、息が詰まりそうだったり、声がでないかもしれません。自分の感情を表現できない苦しさ、もどかしさを感じていませんか?
・電話番号を間違える
電話を架けている相手と、コミュニケーションを取りたいとあなたは思っていますが、相手に伝わらないと感じている時にみる夢です。もしくは、相手とあなたのコミュニケーションスタイルが異なるので、お互いに誤解が生じていることも。
いかがでしょうか? 日常における似たシーンを思い浮かべると、夢の解釈は分かりやすくなります。そして大切なのは、その夢を見ている時の自分の「感情」。焦っている、もどかしい、悲しい、イライラする、などは現実社会において、他人とコミュニケーションを取っている時のあなたの気持ちが反映されています。自分はコミュニケーションで困っている…、まずは気づき認めることから始めて、改善をしていきましょう!
[執筆:嘉納 夢子(夢診断アドバイザー)]
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