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OJTを頼まれてもバッチリ! 新入社員を戦力に育てるコツ
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OJTを頼まれてもバッチリ! 新入社員を戦力に育てるコツ

ゆとり世代と呼ばれる若手が社会人になり、早くも数年。右肩上がりの経済を知らず、子どもの頃からITが身近にあった世代のためか、「内向き」「コミュニケーション下手」などと言われがちで、極めつけは「ゆとり=できない子」。

うっかり同意しそうですが、あなたは、その根拠を言えますか? キャリア相談やセミナーで大学生に接することも多い筆者には、話し半分の感覚。巷の説を鵜呑みにしてダメ出し視点でOJTに取り組んだら、先輩として嫌われてしまうだけでなく、伸びる芽を摘んでしまうかもしれません。

 

■ 意外?! 親密さを求めている

株式会社リクルートキャリアの調査(※1)から、この春卒業する学生にとっての理想的な職場像を抽出してみました。

  • 一人で完結する仕事よりも、多くの人と協働でき、刺激を得られること
  • 職場で密なコミュニケーションが期待できること

冒頭に挙げた風説に反して、人と関わりたい・成長したいとの期待がうかがえます。では、どのような態度で彼らと関わりましょうか。

 

■ とりあえずやって、はNG

「やってはいけないこと、まず教えてください」という要望が学生には多く、失敗を恐れていることがうかがえます。そりゃ、筆者も失敗は怖いですが、“とりあえずやって”、叱られて覚えてきた世代なので違和感を覚えます。少しは痛い目見なさいよー!って……冗談です。

彼らは“とりあえずやってみて”を乱暴だと感じ、最初にやり方を説明されることを好みます。教わったことの完成度を高める努力はできるし、就活の影響か、理詰めで考えようともしますが、叱られ慣れていないから凹みやすい。ちなみに、1:1なら、あれこれ語る学生も多いのです。そんな彼らに関わるコツは、次の3つ。

  • 1. 仕事の進め方を最初に教え、進捗を気にかけてやる
  • 2. できていることを褒める、できていないことは改善点を考えさせる
  • 3. 感情的にならない

 

学習塾の CMで、「うちの子やればできる、YDK」と流れていましたが、そんな気持ちを新入社員にも向けてやりましょう。「ゆとり」というレッテルを貼らず、ひとりひとりの顔を見て、成長する様子を見てあげてくださいね。

[執筆:五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント)]

 

【参考】
※1. 『株式会社リクルートキャリア』「働きたい組織の特徴(2015年卒)」2014年3月19日

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