新しい環境のもと、「春服」というキーワードが検索上で人気が高まっている様子(※1)。
- オフィスに溶け込み「違和感がない」
- 社風や業界にふさわしい「自己演出」
- 彼やパートナーとカップルとしての「見た目」を揃える
流行を追うだけではなく仕事や恋愛での必須項目として、服にも気を遣う上記のような心理です。筆者のセラピールームにおいても、「自分に自信を持つには?」という悩みに対して、色彩心理から答えの糸口をつかむワークショップを行っています。色彩には迷う気持ちを後押ししてくれる効果があるのです。
■ 自分に自信が持てる服選びのポイント
色彩心理による色・柄(モチーフ)は、見せる分量によって変化を付けることができます。
•トーン
白を多く含む明度が高い淡い色(パステル色)は柔らかく優しい印象で、無難ですが女性らしくまとまります。濃い色(原色や彩度が高い色)は、個性・派手・オシャレになります。
•モチーフ(柄)
水玉や花柄やストライプ等、色数が多いと落ちつかない印象に。チェックはカジュアルテイストになりやすく、フォーマルな席やオフィスで柄物を着用する際は、小さく無地に近いタイプが扱いやすくエレガントです。
•配色
2色の配色は白と黒のモノトーンのようにスッキリ・ハッキリした印象で、多色遣いほどバランスが難しくなります。上記のモチーフの色も含め、全身で5色以内に押さえるようにします。
■ 服から幸福に
これらの色・モチーフ・配色などのトータルバランスで服の印象が創られます。パートナーとは二人の世界観を色彩によって表現できることも素敵ですね。色の持つ表裏一体の印象で、意図したものと違うイメージを人に与えることもあるので、自分の好みの他にTPOも意識しましょう。
流行を追うだけでは他からの情報に振り回される感がありますが、新しいスタートの節目や「自分に自信を持つ」という意識のもとでは主体的な変化になります。色の発する波動は視覚から脳内の海馬など、快の感情を司る器官に働きかけています。幸福な感情に包まれる変化のなかで、自分に自信を持つことができます。
色彩が与えるイメージと心理を大切に、幸せを招く良い循環を、身近な「服」というアイテムから創っていきましょう!
[執筆:桜井まどか(美エイジング(R)心理カウンセラー)]
【参考】
※1. Yahoo!検索(リアルタイム)より、「春服」2015年3月20日-3月27日