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「何か変えたい」に注意! ボーナス期は衝動的になりがち
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「何か変えたい」に注意! ボーナス期は衝動的になりがち

6月~7月は、ボーナス支給の多い時期。この時期は、同一部門で長く仕事してきた女性から、「転職ってどうですか?」と聞かれることが増えます。お会いした方々のご経歴から、“長く” とは5年以上の様子。5年といえば、1年生が6年生になるようなものですから、仕事を任されている自信がある一方で、小さなシャツを着ているような窮屈感があるのだとか。

「わかる~!」と身悶えたあなた。ボーナス支給を「これも良いタイミング」と考えて、衝動的に退職を決めないように注意が必要です。

 

真面目な女性ほど

冒頭のような女性に共通の傾向は、「マンネリはダメ、何かを変えなきゃ、自分で行動しなくちゃ」と考えるような、真面目さ。

その真面目さ、「何かを変えたい」気持ちは、ポジティブで悪くない。ただし、「何か」ではなく「何を」変えたいのかが明らかになるまでは、小さな変化でOKとしましょう。衝動的に大切な決断をすると、後悔につながることも。

 

小さな変化を

小さな変化には、習い事や趣味などがおススメ。新しい習慣や生活リズムを得る、職場やプライベートでの新たな話題や仲間づくりなどで、「何か」が変わるでしょう。

『趣味のスタートBOOKシリーズ』を手掛ける、エイ出版社の調査(※)によれば、女性が始めたい趣味の人気順位は、次のとおりでした。

  • 1位 ベランダ菜園
  • 2位 カメラ・ 写真
  • 3位 キャンプ

手軽に始められることが、ベランダ菜園の人気の理由だとか。手軽さは、続けられるかどうかの大きなポイントですね。

 

調査結果の上位には入っていませんが、趣味を続けたことで転職への揺らぎが薄れた女性がいました。なんとなくランニングを始めてランナー仲間ができ、今やあちこちのマラソン大会に仲間とエントリーし、バイク(自転車)も始めた彼女。彼女は今、転職ではなく、他部門を交えた業務プロセスの見直しを、上司に提案しています。困難はあるようですが、職場の中堅として“提案せねば” ではなく、“提案したほうがいい” としなやかに、ポジティブに思えているのだとか。

ちょっと窮屈感を感じている、なんとなく焦っていると感じたら、まずは自分を小さな変化でリフレッシュ。落ち着いた状況を作ってから、後悔しない進む道を考えましょう。キャリアカウンセラーもお手伝いします。

[ 執筆: 五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント)]

【参考】
※ 株式会社 枻( エイ)出版社「 趣味人500名が、次に始めたい注目の趣味ベスト10」2015年4月28日

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