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苦手な相手に感じるイラッ! 上手に伝える心の処方箋は?
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苦手な相手に感じるイラッ! 上手に伝える心の処方箋は?

怒りを上手にコントロールする。アラフォー世代の働く女性ならば、身に付けていたいですよね。なぜなら、職場は様々な価値観の人と働くことが求められているからです。最初から気持ちの合う人や価値観の近い人とばかり集まることができないからです。

そうなると必然的に自分の苦手な人が存在してしまいます。苦手な人を好きになる必要はないし、仲良くなる必要もありません。ですが、そういう人には何かとイラっとしてしまうことも確かです。筆者のカウンセリングでは、女性が職場の同僚女性に対してイラっとしてしまう、相容れない、どう対応すればよいかという相談を受けることがよくあります。

 

■ 怒りは自然な感情。否定する必要はありません!

怒りをコントロールする、というと怒りの感情を否定するとか、持たないようにする、と思われる方もいらっしゃると思います。が、そうではありません。怒りは人間の感じる自然な感情です。否定する必要はないのです。まずは自分の怒りの感情を認めましょう。

次に、苦手な相手のどんなところに怒りを感じてしまうのかと考えてみます。例えば、常に上から目線で決めつけたように話す、とか、時間にルーズだとか、不平や不満などネガティブなことばかり話しているなど、書き出してみましょう。

 

■ 一次感情を冷静に伝えよう

そうやって書き出した項目は、おそらくあなたが受け入れられない価値観なのです。それを無理に受け入れる必要もありません。が、イラっとした感情を伝えるかどうかはあなたが選択できるのです。

もし伝えようと決めたなら、怒りを表現するのではなく、怒りの前に感じた感情を伝えましょう。怒りは二次感情と言われており、その前に、「困った」「不安に感じる」「焦ってしまう」「残念に感じる」などが一次感情です。

このような一次感情が溜まりにたまってくると、それが怒りになると言われています。怒りをストレートにぶつけてしまうと相手も怒りで応酬してくる可能性が高いですよね。なので、怒るのではなく、困っているという一次感情を冷静に伝えましょう。くれぐれもあなた自身が、自分の怒りの感情に翻弄されないようお気を付け下さいね。

 

[執筆:高橋 雅美(心理カウンセラー)]

 

※写真:Elnur Amikishiyev / 123RF.COM、本文とは関係ありません

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