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「二度寝」の注意点…あとちょっとだけ、が不調を招く!
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「二度寝」の注意点…あとちょっとだけ、が不調を招く!

すっかり寒くなってきました。そろそろ起きなければいけない時間なのに、なかなか布団から出られない方も増えてくる季節ですね。目覚まし時計を起床予定時刻の少し前にセットしスヌーズ機能を活用して二度寝、または休日に寝だめとばかりに思いきり二度寝してしまう、なんてこともあるのではないでしょうか? しかしこの二度寝、睡眠医学の見地からはあまり望ましくないことをご存知でしょうか。

 

■ 体内時計のリズムが崩れる

二度寝をしてから目覚めたときに、「多く寝たはずなのに、なぜかすっきり起きられない」という経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。その理由は、体内時計のリズムが崩れてしまうこと。リズムが崩れると、次の日の睡眠にも影響が出ます。翌朝辛く感じたり、なかなかやる気が出なかったりという症状につながる可能性が高くなります。

 

■ 二度寝をしても、質の良い睡眠は得られない

二度寝したくなるのは、睡眠不足が原因の一つです。「あと10分だけ寝ようと思ったのに、気づいたら1時間も寝てしまい、遅刻してしまった」などというケースも多くみられますね。通常、二度寝の時は浅い睡眠が多いと言われていますが、睡眠不足のときには短時間の睡眠でも眠りが深くなることがあり、この状態で強制的に目覚めるとかえって眠気や疲労感を感じやすくなり、すっきり起きることが難しくなってしまいます。

 

■ 二度寝対策として

・いつも朝決まった時間に起きる

平日は忙しくてなかなか睡眠時間を確保できないから、土日の休みには二度寝してダラダラしてしまうという方は、不調の原因になりますので注意しましょう。良い睡眠を確保するためには、起床時間をできる限り一定にすることが大切です。

・寝る前にカーテンを少し開けておく

人間の体内時計はもともと24時間よりも長いため、どんどん就寝時間が遅くなり、朝起きられなくなってしまいがち。この体内時計をリセットさせる働きが朝日にあるのです。どうしても朝起きられない、二度寝してしまうという方は、寝る前にカーテンを少し開けておき、半ば強制的に朝日を浴びる寝室環境を作ってしまうこともお勧めです。

 

いかがでしたか。体内時計のリズムを崩さずに、二度寝は極力せず、不調知らずの生活を送りたいものですね。

[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー)]

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