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東京の産院選びをアドバイス【前編】判断基準の考え方
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東京の産院選びをアドバイス【前編】判断基準の考え方

妊娠がわかって、喜びに溢れている間もつかの間、すぐにどこで産もうかという問題が浮上してきます。
特に東京では産科医が減り、人気の産院は激戦状態。妊娠がわかったらすぐに、出産予約が必要な産院も多いことは、ご存知の方も多いと思います。短時間で産院を決めて予約したいところですが、初めての妊娠だったりすると、何を基準に選ぶべきかわからず、やみくもに産院を受診するなんてことも。そこで、今回はどんな基準でどう選ぶべきか? 産院選びのお話です。

 

■産院によって産み方が変わる!?

すでに産院については、先輩ママたちからいろんなクチコミを耳にしていることでしょう。一口に出産といっても、産院によってスタイルは様々。例えば、日赤医療センターでは自然なお産を目指していて、不必要な帝王切開は一切しません。逆にいえば多少のリスクがあっても自然分娩を全面的にバックアップしてくれる産院ともいえます。
一方で、和痛分娩などが多い山王病院では、麻酔科や執刀医との調整等の関係で予定分娩が殆どであり、多少リスクが想定される出産については帝王切開を推奨しています。(※2012年時点の状況であり、その時々で病院の方針は変わる可能性があります。必ず直接、産院に問合せてください)

以前の記事で紹介した臍帯血(さいたいけつ)保存についても、産院の臍帯血バンクとの提携状況によってできることが決まっています。

例えば、日赤医療センターや愛育病院等では、提携先が公的バンクのみで、私的な臍帯血採取については一律断られます。一方の山王病院では私的バンクとの提携があり、公的バンクには対応していません。一度しか採取のチャンスがない赤ちゃんの臍帯血をどうするかということも、ひとつの大きな選択肢のひとつになるのではないかと思います。

このように単純に分娩するということでも、産院によってスタイルが異なり、あなたが自然分娩を追及するのか、はたまた無痛分娩を希望するのか、はたまた子供の臍帯血を採取するか否か、採取したものを寄付するのか、赤ちゃんのために保存しておきたいのかによって、選ぶべき産院も変わってくるのです。

 

■産院選びでは、自分が一番譲れないポイントをみつけるのが重要

産院を選ぶといっても、万人がハッピーな産院はありません。個々の価値観や家庭環境によって、ベストな産院は異なります。つまり、産院選びの最初の一歩は、自分を知ることからはじまるのです。

自分はそもそも痛みに強いのか弱いのか、出産の精神的に不安定なときに叱咤されたいのか、ホテルのようなホスピタリティで扱われたいのか、夫や家族は? など、自分や家族、環境を考慮して自分のベストな出産スタイルを決め、その上で産院を選んでいくのがいいでしょう。

中編では、具体的な産院選びのための自己診断についてご紹介していきます。

 

【関連記事】

※「臍帯血という選択【前編】「赤ちゃんへのプレゼント」」

※「臍帯血という選択【後編】「失敗しないバンク選び」」

【参考】
※日本さい帯血バンクネットワーク

※ステムセル研究所 採取協力病院について

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