もうすぐ4月。子どもの入学・進学が一段落したらまた働きたい、と考えている子育てママに、再就職を成功させるコツをお届けします。
■ 生活経験がセールスポイントに
2013年1月17日付け日本経済新聞(※1)によれば、住宅大手企業が、インテリアコーディネーターなどの資格を持ちながらも現在無職の主婦などを、積極採用するそうです。
企業は「生活経験」をリフォーム提案に生かすよう期待しているのだとか。住居に関することは女性が主導権を握るそうですから、企業の期待にもうなずけます。
主婦ならではの生活経験、すなわち、家事をいかに取り仕切るか、平日昼間の地域の様子を知っていることなど。生活において、これまでどのように工夫してきたのかを振り返り、セールスポイントを見つけましょう。住宅業界だけでなく生活に密着した商品やサービスを提供する業界で、チャンスを掴めるのでは。
■ 最初の仕事は短時間から
頑張って仕事を見つけた後は続けたいですね。そのための工夫は、短い勤務時間や通勤時間を選ぶことにあると、労働政策研究専門機関の調査結果(※2)が示しています。調査によれば、最初の再就職先は、通勤時間30分以内が88%超、一週間あたり25時間内の労働時間の場合が50.8%だそうです。
ママの再就職は、ママだけでなく家族も新しい生活スタイルに変わることを意味します。家事や育児の役割分担を事前に決めたとしても、予定どおりにいかないことも。家族全員が変化をゆっくり受け入れる時間は、ママが継続して働くために必要な環境条件の一つです。
なお、前述の新聞記事(※1)に登場した企業は、異動のない職種を新設したり、パートタイム勤務を倍増したりと人材を迎える制度を整えています。
■ 求人情報のアンテナを張りめぐらす
通勤時間の短い求人を探すには、新聞の折り込み広告やハローワークの活用が最適。短時間勤務・扶養枠内などのキーワード検索で、それらの仕事に強い人材派遣会社を探すことも一案です。前述の調査(※2)によれば、約29%が「人の紹介による」再就職でしたから、「仕事の情報があったら教えて」と元の職場や友人、ご近所に今日から宣言することもお勧めします。
あなたの再就職が、うまくいきますように!
【参考】
※1)日本経済新聞2013年1月17日(朝刊)10面
※2)独立行政法人労働政策研究・研修機構「子育て後の女性の再就職に関する調査研究結果」2008年3月18日発表(PDF)
【この筆者の他の記事】
※「ワーキングマザーの現状! 快適に働くポイント【前編】」
※「英語力を磨いて転職希望! スキルを最大に活かすコツ」