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恋愛や人間関係トラブルの原因は○○不足!?【後編】
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恋愛や人間関係トラブルの原因は○○不足!?【後編】

いつもどこかで「彼氏に嫌われてしまうんじゃないかしら…」「職場の同僚にあまり良く思われていないんじゃないかな…」という不安を抱えている方、その原因はあなたの性格にあるのではなく、心の底に蓄積されてきた「甘えの欲求」があるのかもしれません。

前編では、恋愛・人間トラブルの原因についてお話しました。今回はそれらを踏まえたトラブル改善方法についてご紹介します。

 

■自分の欲求に“気づく”ことが大切

まずは自分がこれまで我慢してきたこと、抑圧してきた感情に“気づく”ことです。相手がどう思うか、というのは自分に責任があるのではありません。どう受け止めるかは相手次第。気を遣っても、遣わなくても、相手の最終的な受け止め方をコントロールすることは不可能なのです。たとえ表面的に取り繕っても、どこかで必ず本当のことが見えてしまうもの。それならば、必要以上に我慢せず、ひとつずつ、自分を表現することに対する恐れを手放して素直に伝えてみる。地道でしんどいことではありますが、丁寧に取り組むことでじわじわと効果が出てきます。

 

■相手の好意を素直に受け取る

はたから見るととても愛されているように見えるのに、本人は「彼は好きって言ってくれるけれど、本当にそうなのかしら…どうしても信じられなくて」と感じている。本当は自分も彼の好意を心から感じて幸せになりたいと思っているのに、なぜか逆手にとって不安になり、せっかくの関係を壊してしまう――。

このような恋愛パターンから抜け出せない人は、意識的に相手の好意を「ありがとう」と受け止めるようにしましょう。特に、自分を守るために防衛的な性格になっている人は、他人から好意を示されるとこの「防衛的性格」がこわれてしまいそうになるため、落ち着かない気持ちになります。

「防衛的性格」とは、加藤諦三氏の著書『自分に気づく心理学』を引用すると

「自分は生真面目で、遠慮がちで、ひかえ目である。いつも他人に気がねしている。これらの性格は防衛的性格である。自分を守るための性格である。」

と定義されています。前編でも触れましたが、生真面目すぎると、他人から深く愛されることが怖くなります。相手からの好意を受け止められず、自分が心から望んでいる甘えや欲求を表現できない。どうにも身動きがとれなくなり、最終的に自らその幸せを崩そうとしてしまうのです。

素直になること、防衛的性格を改善するにはこれに限ります。とはいえ、いきなりは難しい。時間をかけて少しずつトライしていきましょう。

 

いかがでしたか?

これらの方法は、会話やしぐさなどで相手に好かれるために努力する、ということ以上に効果があると思います。ただ、自分を抑圧してきた時間が長ければ長いほど、抑えこんできた気持ちに気づいて素直に甘えや欲求をアウトプットするというのはハードルが高いことでしょう。自分と向き合う静かな時間を過ごしたり、場合によってはカウンセラーやコーチなどの専門家の力を借りながら、少しずつ考えていきたいテーマです。

 

【関連記事】

※恋愛や人間トラブル、本当の原因が判明!【前編】

 

【参考】

※加藤諦三(2011年)『自分に気づく心理学(愛蔵版)』PHP研究所

 

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