結婚後の女性は、出産・育児などライフスタイルの変化で働き方が大きく変わりがち。ワークスタイルが大きく変わると、収入にも影響してきます。そうなる前にパートナーと腹を割ってお互いの働き方やお金の話をして欲しい、というのがFP(ファイナンシャルプランナー)としての持論です。

お金について考えるというと「貯金」のことがすぐに浮かぶと思います。でも、実は貯金よりもっと手前に、見落とせない大事なポイントがあります。

 

それは、人にはなかなか言えない「借金」について。

 

「借金」というと、住宅ローンとか新車のローン購入とかをイメージしてしまいがちですが、案外身近にもあるのです。例えば、携帯電話を2年しばりで分割購入することもその一つです。

 

■携帯電話・タブレットの分割払いは「借金」と心得よ!

最近、携帯電話の分割払いの遅延・未納によるトラブルが増えているようです(※1)。
依然として人気の高い高額な携帯やタブレット。本体価格と通話・通信料を分割して支払うクレジット契約である「割賦販売」を利用することにより、購入しやすくなっています。しかしこの「割賦販売」、実は立派な借金なんです。お金を借りて購入している、という意識が薄くなりがちであるため、問題が大きくなっている気がします。

たとえ結婚の条件をバッチリ満たす男性であっても、【貯蓄の有無】と合わせて【借金がないかどうか】を確認し、安心して結婚生活をはじめたいところです。

とはいえ、面と向かって“借金”は聞きにくい…!
そんなあなたは、こんな質問で探りを入れてみてはいかがでしょうか。

「iPhone5が欲しいけど、あなたはどんなプランで毎月いくら払ってるの?」

「友達がね、スマホに替えてから通信費がウナギのぼりで支払いが遅れてしまうって言ってたけど、あなたはどう?」

 

■ マイナススタートの家計は、将来破綻してしまう!?

収入の範囲内で暮らし、将来に備えて貯蓄することが家計やりくりの基本。しかし、最近は給与がなかなか上がらず、貯められない世帯が増えています。こうした中、借金の返済という足かせをしたまま新婚生活をスタートすると、どうなるでしょうか。借金返済が優先の家計となってしまうため貯蓄がさらに増えにくく、転職や失業等急な収入減少に耐えられなくなります。そして最終的に家計が破綻してしまう、というリスクを抱えています。

たかが月1〜2万円の割賦料金であっても、延滞が続くと、俗に言う信用機関の「ブラックリスト」に載ってしまい、クレジットカードや住宅ローンの審査が通らないなど大変困った事態に陥ります。

過去の延滞は変えられませんが、今からコツコツ返済を続けることで信用を積み、堅実なお金との付き合い方がマスターできればしめたもの! 完済後、その分も貯蓄に回せればハイピッチで貯めることができます。なにより、ふたりで家計のピンチを切り抜けたという自信につながりますよね。

お金の話、もっとふたりでしてみませんか。

 

【参考】

(※1)「携帯料金、滞納173万件…高額スマホ購入で(読売新聞)