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タコツボ? のっぺらぼう? 「仕事習慣病」の打開策3つ
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タコツボ? のっぺらぼう? 「仕事習慣病」の打開策3つ

キャリアコンサルタントとして、働く独身女性からのご相談を受けていると、「私、このままでいいのかな?」という将来への不安の声をよく聞きます。将来が不安だと「○○で資格」などのコマーシャルがやたらと目につき、「私も何かを始めなくちゃ…でも何を?!」と焦る人も多いようです。自分の将来を真剣に考えながらも、漠然としている…。そんなあなたに、ご紹介したい新聞記事があります。

 

■ 「仕事習慣病」の代表は2種類

2012年12月12日の日本経済新聞夕刊に、『「仕事習慣病」に注意』という記事がありました。生活習慣病をもじって命名された「仕事習慣病」には2種類あり、日々の働く姿勢に問題意識を持たないまま気づけば今の仕事しかできない「タコツボ病」や、専門領域がない「のっぺらぼう病」になっていることを意味します。

女性が多い事務職において、ルーティン化された業務を続けることはよくあること。転職を考えたり異動の打診があって初めて、他所で通用するのか不安を感じることもあるでしょう。「タコツボ」や「のっぺらぼう」は他人事ではありませんね。あなたの危機感は、漠然としていようとも優れた感覚です。

 

■ 打開策は、一人ではなく複数で学ぶこと

前述の記事のなかで、働き方を研究する専門家が3つの助言をしています。

1.挑むこと

何事にも前向きに挑む人は、周囲から評価され、それにより好循環を生むんだそう。

2.専門を広げるよう心がけること

基礎から理解し学ぶことは、別の分野でも応用できる可能性が高いそうです。

現在の仕事に関わる学びは、あなたの専門性を高め、対応可能な職域を拡げます。そうした準備する姿を、周囲の人は見ているということですね。しかし、これを学ぶ! と目標が定まらない場合は、どうしたらよいのでしょうか。3つめの助言にヒントがありました。

3.社内外で横のつながりを広げること

いろんな人と接することで新しい情報や発想を得たり、“一緒にやろう”とリーダーシップを磨く機会になったりと、自分の可能性を広げる余地があるそうです。

記事に登場している方は会社帰りに、自習スペースの会員同士が開く気軽な勉強会に通っているのだとか。「漠然とした危機感から参加したが、視野が広がった」と話しています。

 

自分に変化を起こしたいときは他人の手も借りてしまう、巻き込んでしまう。こんな“真面目な図太さ”が、漠然とした危機感から抜け出すコツのようですね。いろんな人に出会い刺激を受け、これまでと異なる視点で自分を見つめられたら、昨日と同じ仕事でも機嫌よく取り組めるのではないでしょうか。

「このままでいいの?」と感じていたあなたも、まずは視野を広げに出かけませんか。資格の勉強は、それからでも遅くはありませんよ。

 

【参考】

※日本経済新聞2012年12月12日(夕刊) 9面 『「仕事習慣病」に注意』

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