3月に入り、春の訪れを感じ気持ちがワクワクするのと同時に、職場では、様々な変化の時期を迎えます。年度末を控え忙しい日々を送っている方、4月以降の組織の変更や、人事異動などの準備で慌ただしくされている方は多いのではないでしょうか? 環境や人間関係の変化も同時にやってくるというわけですね。

 

■ 嬉しい変化もストレスになる

実は昇進などの嬉しい変化であっても、心には何らかの負担がかかっているのです。人間は本来、安定を好むので変化はストレスになりやすいのです。

40代にもなると、管理職であるなしに関わらず、年度末業務でリーダー的役割を任されたり、異動前後の調整役を期待されたり、この時期様々な変化の波に晒されるビジネスウーマンは多いと実感しています。

 

■ 変化を乗り切るために

変化に慣れるまで、普段以上に心が疲れたり凹んだりするのは当たり前。凹んでも回復させればよいのです。そのためには、今、ストレスがある状態であると自覚して、意識的に継続的にストレスへ対処しましょう。

ストレスを溜めないように対処することをメンタルヘルス用語で「コーピング」と言います。アメリカの心理学者、R.S.ラザルスは、コーピングを「問題焦点型」と「情動焦点型」の2つに分類しています。「問題焦点型」は、問題を解決するために直接ストレスに働きかけるタイプです。例えば、ミスをした部下に、今後はまめに報告するように依頼するようなこと。一方で「情動焦点型」は、気持ちに焦点を当てる方法です。多忙でイライラする状況を「経験を積む貴重なチャンス」とポジティブに捉え直志しをするというようなことです。

 

■ ストレスはその日のうちに解消しよう

ストレスが多いこの時期、毎日15分だけでもいいので時間をとってコーピングを行いましょう。「問題焦点型」と「情動焦点型」の両方のコーピングを上手く使い分けて、「受けたストレスはその日のうちに解消する」つもりで行ってみてくださいね。

[執筆:高橋 雅美(心理カウンセラー), 2015年3月14日]

 

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