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視点を変えれば「選べる保活」があった! その方法とは?
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視点を変えれば「選べる保活」があった! その方法とは?

保育園に入れるための活動、通称「保活」。保活の現状を考えると、保育園に入れればラッキーであり、「選ぶ」ことはできない状態のように思えます。それだけ保育園に入ることが難しくなっていて、最初から、選べないと諦め気味の方も多いのではないでしょうか? しかし考え方によっては、「保育園を選ぶ」ことができなくはないのです。

 

■ まず、視点を変えてみる

保育園の中でも、入るのが最も難しいといわれるのが「認可保育園」。ですが、認可保育園に子どもを入れるのが一番いい方法なのでしょうか?

認可と認可外の申込方法は全く違っています。

認可保育園は行政が管轄となり、申込をしても割り振りとなってしまうため、保護者が希望する園に入れるとは限りません。また、保育園自体に入れないこともよくあります。

一方、認証保育園や保育ママ、小規模保育施設などの認可外保育園は、直接契約が主となっているため、認可との併願ではなく“第一希望”でその保育園を希望すれば、入れる可能性が高くなります。

その理由は、殆どの保護者は認可保育園を第一希望としていて、認可外はあくまでも入れなかった場合の保険と考えているため。認可外保育園の運営者としては、確実に入ってくれる方にはぜひ来ていただきたいと思っているのです。

 

■ 次に、預かり保育を考えてみる

ずっと認可外施設でもいいとも思うのですが、認可外の保育園は上のクラスの子の人数が減るため、集団生活の不安などがある場合もあります。

そのため、次に考えることは、地域の幼稚園事情です。預かり保育をしている地域の幼稚園を選択肢の一つとして考えるのです。

預かり保育とは、一般的な幼稚園は午後14時ごろにはお帰り時間となるのですが、夕方まで預かってくれることをいいます。当然、別料金は発生しますが、夕方18時ごろまで子どもを預かってくれるため、帰宅時間は保育園と同じくらいと考えることもできます。

ですから、0歳~2・3歳頃までは認可外保育園に通わせておき、その後は預かり保育のある幼稚園に通わせるという方法が考えられるのです。更に、体操教室や音楽教室、英語教室など教育的要素が盛り込まれていることもあり、教育に興味がある場合は、わざわざ週末の教室に通わせるという手間が省けます。

 

認可保育園だけが保育園ではないことを念頭に置いてみることにより、選択肢が広がります。保活を考える時に、別な角度から見てみることも一つの方法ですね。

[執筆:三木育美(保育情報アドバイザー)]

 

【参考】
※ 児童福祉法では「保育所」の表記が本来の名称ですが、一般的ではないため、本記事では「保育園」と記載しています。
※ 写真:(c)hkeita / 123RF.COM

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