新しい環境や新しい人間関係が訪れる春は何かとストレスに晒される時期ですね。ですが、ストレスはすべてが悪者とは言い切ることはできません。あなたの心と身体に負荷をかける出来事や人物は、あなたに「頑張ろう」とか「乗り越えてやろう」という前向きな気持ちを引き出すこともあるのです。例えば「全く新しい仕事にチャレンジする」などがそうですね。ですからあなたの精神的成長ともなるストレスと上手につきあう方法を学びましょう。

 

■ 放っておくと怖いストレス反応

ストレスの原因を「ストレッサー」、その結果引き起こされる心と身体の反応を「ストレス反応」と言います。ストレス反応には、頭痛、肩こり、動悸、不眠などの身体的反応と、不安やイライラ、自信喪失、集中力欠如などの精神的反応、そして、出社困難、遅刻、欠勤などの行動としての反応があります。

私たち人間は、ストレッサーに晒されるとそれに対抗しようとします。そのような力が私たちのカラダにすでに備わっているのです。ですから、心や身体のストレス反応は、ストレスを感じていることを教えてくれる大切なサインなのです。

ところが、しばらくするとストレッサーに耐えられるようになります。そのため、「だいぶ慣れてきたかな」「なんとか乗り越えられそう」などと考え始めるわけですね。しかしそれは知らず知らずのうちに、あなたの心と身体へ大きな負担となっているのです。そしてその後に一気にストレスに耐えられなくなるという時期が到来。つまり、ストレス反応をそのままにしたり、我慢していると、病気になったり、本来のあなたの能力が発揮できなくなってしまう恐れがあります。

 

■ 5分でできる ストレスチェックの習慣

そのためには、ストレス反応が出たら「自分で早めに対処する」ことが重要ですね。おすすめは、イライラが続く、胃が痛い、やる気が出ないなど何かストレス反応のサインを感じた時、変化を求められた時、自分のストレスをチェックする習慣を持つことです。

ぜひ定期的にストレスチェックを行ってみて下さい。働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」でも簡単なストレスチェックが可能です。

 

[執筆:高橋 雅美(心理カウンセラー), 2015年3月28日]

 

【参考】
厚生労働省『働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳」