最近、子育ての場面で「3歳児の壁」「小1の壁」「小4の壁」「中1の壁」など、「壁」という言葉を聞く機会が増えたように感じます。それぞれのステージにならないとよくわからないけれど、子どもがいたら気になる「壁」。

さて、どんな内容なのでしょうか?

 

■ 3歳児の壁

3歳児の壁とは、待機児童解消のために0歳児~2歳児向けの小規模保育施設が増えた結果、子どもが3歳児になった時に再度、預ける施設を探さなくてはならなくなくなることです。今までは3歳児になると定員が多少増える施設もありましたが、明らかに保育園の3歳児の受け皿が足りなくなっていて、「3歳児の壁」となっています。

 

■ 小1の壁

小学校1年生になった時に、学童保育に預けるようになるのですが、保育園と同じように預けられない、また、その学童保育自体に入れない待機児童になってしまうのが、小1の壁です。せっかく保育園に順調に入れたにも拘わらず、小学校1年生の学童保育で待機児童になってしまったため、やむなく仕事を辞めざるをえないことも。また、保育園では19時すぎても延長保育で預かってもらますが、学童保育の場合は終了時間が早くなってしまうため、困ってしまうこともに。

 

■ 小4の壁

多くの学童保育では、様々な理由から小学校3年生までの受け入れが主でした。そのため、小学校4年生以上になると子どもの預け先に困ってしまうのが「小4の壁」です。多くの子どもは友達と遊ぶようになったり、塾へ行ったりして時間を過ごすようになるのですが、やはり子どもが一人でいる時間が増えるため、働く親は心配です。塾やおけいこ事に通わせるのが金銭的に難しい場合もあり、壁となっています。

 

■ 中1の壁

中学生になると小学校の時とは環境が全く違ってしまい、授業についていけなくなったり、不登校になってしまったりするのが「中1の壁」です。勉強も教科制、部活動も始まる、今までの友達とも違うなどの要素があるのですが、同時に思春期でもあるため親は関わり方が難しくもなります。

 

今回はそれぞれの壁についての説明をしましたが、子育てをめぐる環境は一定ではなく変化をしています。今は壁かもしれませんが、数年後はどうなっているのかわからない状態です。まずは、今年から始まった「子ども・子育て支援新制度」に注目をしていきたいですね。

[執筆:三木育美(保育情報アドバイザー), 2015年4月18日]

 

【参考】
『日本経済新聞 電子版』「保育園に「3歳の壁」 預け先探しに苦労」2015年3月24日
※ 児童福祉法では「保育所」の表記が本来の名称ですが、一般的ではないため、本記事では「保育園」と記載しています。