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転職活動中のネガティブ思考…発想を変える方法とは?
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転職活動中のネガティブ思考…発想を変える方法とは?

転職活動の最中には、ネガティブな思い込み・考え方が頭から離れなくなることがよくありますよね。筆者のもとに相談に来る多くの方からも、応募書類が通らない、面接で何度も不合格になる…などの状況が続くと、

「自分には能力がないから面接が上手くいかないのではないか」
「自分の年齢だともう転職は難しいのではないか」

というように、ついついマイナスな考えに囚われて前に進めなくなってしまうという声をよく聞きます。こんな時に、マイナス思考からはずれることができたら助かると思いませんか? 今日は、みなさんに筆者のお勧めの方法をご紹介したいと思います。

 

■ 自分の思考に質問をする

お勧めの方法、それは、「自分のついつい考えてしまう言葉に質問してみる」という方法です。

人間の脳というのは、質問をされると、その答えを探し始める習性があります。例えば「自分には能力がないから面接が上手くいかない」と思ってしまう場合には、以下のようにいろんな質問、つまり突っ込み、をしてみてください。

  • 「どんな時でも能力がないの?」
  • 「できることは1つも全くない?」
  • 「面接が上手くいかないのは本当に能力がないことが問題なの?」
  • 「今までに上手くいった面接は本当に1回もなかったの?」

などのようにいろんな質問、つまり突っ込み、をしてみてください。そうやって探してみることで今まで1つの考え(思い込み)に集中してしまっていた思考が違う視点に変わり、選択肢を増やしていくことができます。

 

■ 質問することで、視点が変わる

書き出しをしてみると、より整理ができます。どの部分に対して質問してみてもいいのです。
上の思い込みにもいろんな突っ込みどころがありますよね。

  • 「能力がない」の部分について
  • 「能力がないから面接が上手くいかない」について
  • 「面接が上手くいかない」について

きっと、「そうだな、○○のときにはできたこともあったな」「面接で上手くいないのも練習不足なのかもしれない」「面接1回は上手くいっているから以前の仕事に就職できたわけだし…」と思い出してくることがたくさんあるはずです。

 

「どんな時でもできることが1つも全くなく、面接が上手くいかないのも能力がないことだけが原因で、上手く行ったことは今まで1回もなかった」人なんて1人もいないのではないでしょうか。質問には、そんな視点を変えるハッとした気づきの力があります。

でも、なかなか自分では質問が上手くできない、と言う方にお勧めなのがカウンセリングやコーチング。他の人から様々な選択肢を増やす質問をしてもらうのも、みなさんの思考を変える役立つ方法です。興味がある方はぜひ試してみてくださいね。

[ 執筆:渡部幸(コーチ/キャリアコンサルタント)]

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