■ 親から言われると思うと気が重い「そろそろ二人目は?」

8月お盆休みには実家に帰省する人が多くなります。とくに、孫の成長を楽しみにしている祖父母は心待ちにしているでしょう。しかし、帰省が近づくにつれ気持ちが重くなる人もいます。というのは、一人目の孫がつかまり立ちでもするようになれば、実家の両親や義父母が「そろそろ二人目は…」と言い出すのが予想できるから。

もちろん、二人目を望む気持ちはあるのですが、願いを阻む「二人目の壁」が存在するのです。

 

■ 夫が気にいらない両親に、「収入が少ないから」とは言えない

昨年実施された「夫婦の出産意向に関する調査」(※)によると、第二子を望む夫婦は86.4%にも上りますが、その内の7割が「二人目の壁」を実感。その原因として、88.5%が経済的な理由を挙げています。

母娘関係改善カウンセラーの筆者の元には、「二人目の壁」に悩んで相談に来られる方がいらっしゃいます。

夫が単身赴任中のAさんは、一人目の子供が1歳の誕生日を迎えた頃から、真剣に二人目を考えるようになりました。しかし、Aさんが一人目を妊娠中にマタニティハラスメントにあい、やむなく退職することになった過去が。現在は、一人で子育てをしているため仕事を探すこともできず、夫の収入だけで家計をやりくりしています。二人目となると経済的にやっていけないというAさんですが、それを実家の親に伝えることには抵抗があると言います。

「結婚する時、夫の収入が少ないという理由で両親は結婚に反対だったのです。二人目の孫を待ち望んでいる親に、『家計が厳しいから二人目は無理』と伝えたら、それみたことかと言われるに決まっています」

 

このようなケースでは、夫婦が本当に二人目を望むなら、経済的なことも含めてよく話し合ってみましょう。二人目となるとかかる費用も2倍と思いがちですが、洋服やベビーカーはお下がりですませ、出費を抑えられることも。一方で両親に「お金の問題」と言いたくないのであれば、“二人目は単身赴任が終わってから”などタイミングの問題を協調することもできます。

いずれにせよ、生まれてくる赤ちゃんにとっては、母親の心の余裕ができた時が一番のタイミングなのではないでしょうか。

[執筆: 横山 真香(母娘関係改善カウンセラー) , 2015年8月13日]

 

【参考】
タマホーム株式会社 プレスリリース「夫婦の出産意識調査 2014」2014年6月5日