夫婦問題カウンセリングを行う筆者が、結婚間もない新婚さんからのご相談を受けていて気になることがあります。それは、「相手に合わせようと頑張りすぎている方」が多いということです。

 

■ 結婚生活に「あなた」は存在していますか?

もちろん、愛するパートナーのために、できることをしてあげるのはいいことです。ですが無理が生じていたら、きっと長続きはしないでしょう。

「夫のために、○○してあげた」
「夫に合わせて、○○した」

常に夫に基準を合わせ、夫が気に入るように行動し続けていると、いつか破たんしてしまいます。なぜなら、そこには「あなた」が存在していないから。自分の思いで自主的に行動しているのではなく、犠牲的精神が無意識に働いているのでは? 「○○してあげたのに…」という言葉が口癖のように出てしまう方は要注意ですよ。

 

■ 必要以上に頑張りすぎない

「なんだか無理してるなぁ~私」
「ちょっと疲れてるみたい…」

など、今の生活に息苦しさを感じていたら、それはSOS信号かもしれません。「もっとあなたらしく生きてね」とシグナルが送られている証拠です。
そんなときは、もう少し自分の心の声に耳を傾けてみてくださいね。

「自分を大切にする」というのは、「自分らしくある」ということ。「必要以上に頑張りすぎない」「無理をしない」ということです。

パートナーはたいていの場合、相手に完璧など求めていません。それよりも、ニコニコ幸せで穏やかな暮らしを望んでいるはず。もしかしたら、自分一人で勝手にハードルを高くしているのかもしれませんよ。

 

■ 家庭ごとに異なる「結婚スタイル」

特に若年世代は経験値が浅く、知識が少ない分、自信がなく、周囲と比較してしまいがち。ですが、夫婦のカタチは本当にいろいろです。結婚生活に、「こうでなければならない」といった決まりは存在しません。

パートナーの考え方に合わせることも大切ですが、この世にたった一人の「個人」である自分も大切です。

本当の自分はどうしたいのか、自分の思いや希望を相手にしっかりと伝え、「自分らしくある」ために、そして「幸せ」になるために、夫婦二人にとって居心地のいい環境とスタイルを作り上げていってくださいね!

[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー), 2016年5月22日]

 

※写真:PIXTA、本文とは関係ありません