最近、ニュースで取沙汰されている「コンプライアンス」問題。「コンプライアンス」をネットで調べてみると「企業の法令順守」「規定通りに行うこと」とあります。

あなたは、結婚した時に、夫婦二人の間で取り決めを行いましたか?

そもそも結婚生活に「ルール」は必要だと思いますか?

それとも、結婚生活に決めごとは必要ないと思いますか?

 

■ 昔ながらの考え方や固定概念は不要

結婚生活は、衣食住の確保の上に成り立つ日々の暮らしの積み重ねです。普通に生活するだけでも、掃除、洗濯、買い物、食事とすべきことが満載ですが、そこに、子どもが加わると、子育てという大事業が始まり、さらに目が回るような忙しさに翻弄されます。当然、夫婦の協力なくしてはこなせませんよね。

いまは共働き世帯が増えているので、夫婦問題に関するカウンセリングを行う筆者のもとにも、「仕事と子育ての両立で、時間が足りない」と嘆く方がとても目立っています。

限られた時間を有効に使うためにも、夫婦の間で、ある程度のルールは必要です。昔ながらの考え方や固定概念はいったん取り払い、自分たち夫婦は「どんな暮らしをしたいのか」「何を優先すべきか」など、二人にとっての快適な暮らしを実現するために話し合ってみてください。

 

■ 二人で納得した「決め事」ならそれでOK

専業主婦が多かった昔と違って、家事分担の在り方も変わってきています。

先日、ご相談頂いた共働きご夫婦は、お二人ともが仕事が忙しく、毎日夜遅くまで働いているため、平日の夕飯はすべて「外食」と決めていました。こちらのご夫婦は、「時間と手間」を外食という形で解決したのですね。

傍から見ると、非常識に映るかもしれない事柄でも、夫婦で決めて納得したことであれば、それでOK。世間体や義務感は関係ありませんよ。

 

■ 不満が大きく膨らむ前に話し合いを

家事のやり方など、ささいなことこそ大切です。もし気がかりなことや気になることがあったら、不満が大きく膨らむ前に、ぜひ二人で話し合いを。その際、自分の意見や考えを相手に無理強いするのは禁物です。決して喧嘩腰の口調にならないこともポイントです。うまく話し合えないときでも結論を急がず、別の機会にまた話し合いましょう。時間を味方につけることで解決するケースもあります。

また、一度決めたことでも、状況に応じて臨機応変にルール変更する柔軟さも必要ですよ。

仲良く暮らすための「家族コンプライアンス」、ぜひ実践してみてくださいね。

[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー), 2016年5月5日]