2016年4月16日に発生した熊本地震は、余震が立て続けに起き大勢の方が避難生活を余儀なくされています。報道によると、被災地では、おむつ、粉ミルク等、乳幼児用品が不足しているとのこと(※)。ただでさえ、避難生活は精神的ストレスのみならず、衛生面、身体面等懸念事項が多いもの。抵抗力の弱い乳幼児を抱えて避難生活を送る親の心労は察するに余りあります。一日も早く、母子共に安心できる環境になることを祈るばかりです。

日頃から防災の必要性は感じていても、何をどれだけ用意したらいいのか、そして何から手をつけたらいいのかわからない方も多いはず。そこで、今回は乳幼児の災害の備えとして、最小限必要な用品を挙げました。

 

■ 1週間はサバイブできるように!

東京都作成の東京防災によると、11ヵ月アレルギーがある乳幼児の災害の備えの例として、下記4物品が挙げられています。

  • スティックタイプの粉ミルク 20本(アレルギー対応)
  • おむつ 70枚
  • 離乳食1週間以上(アレルギー対応)
  • お尻ふき 1パック

乳幼児のおしめ替えは、1日約10回で1週間は過ごせます。月齢11ヵ月であればミルクの回数は1日3回程度ですので、こちらもやはり1週間を目途にしています。このように、東京都は1週間分の備えを推奨しています。災害時はインフラが寸断したり、行政業務も停滞したりと混乱が予想されます。有事の際には、支援物資が届くまでの1週間は、誰にも頼らずとも暮らせるように備えることが大切です。

 

■日常品を多めに購入する「日常備蓄」で考える

上記項目を見ると災害時のみ使用するものではなく、日頃利用している食料品や生活用品です。いつもの用品を少し多めに購入しておく「日常備蓄」なら、負担少なく備蓄ができますね。日用品をちょっと多めに購入する、そして購入した順番から使用していき、ストックが少なくなったら購入する。このシステムならば、購入も賞味期限等の管理も簡単で継続して行えます。上記の4物品はあくまでも参考例です。家庭によって日用品は異なってきますので、それぞれストックの物品を揃えていくといいでしょう(※2)。

 

■ 環境は整えられます

災害はいつなんどき発生するかわかりません。災害を予知し回避することは難儀ですが、発生に備えることはできます。備えあれば憂いなし。もしもの時に、生活必需品や食料の備えがあることで、冷静な判断と行動を取る環境が整います。事前に環境を整えておくことは出来るのです。災害時には、小さな備えの1つ1つが大きな助けになります。まずは、乳幼児の日用品を1週間分買い足すことから始めませんか?

[執筆:久保木 惠子(コーチ), 2016年5月21日]

 

【参考】
※1.Yahoo!ニュースより「【熊本地震】被災して母乳が止まるママ 助産師が支援を呼びかけている」
※2. 東京防災ホームページ 防災ブック「東京防災」