14年間、毎年恒例となっている「女性が活躍する会社BEST100」(※)が5月に発表されました。これは、『日経WOMAN』と日経ウーマノミクス・プロジェクトが実施した、「企業の女性活用度調査」によるもの。534社から得た回答を基に、『日経WOMAN』6月号の誌上にて総合ランキングBEST100を発表しています。2016年4月から施行されたされた女性活躍推進法により各企業での対策が進む中、どんな工夫が行われているのでしょうか?

 

■ 女性管理職を増やすために!

女性管理職を増やすことは、政府の目標としても掲げられていることもあり、各企業としても目標数値として設置して公表しつつ、具体的な対策に乗り出しているところも急増! 筆者も女性リーダー育成研修を企業で行っていますが、年々依頼が増えています。管理職を目指すためのビジネススキルの強化や、ライフも含めたキャリア設計を考えるなどの研修を取り入れる企業が多く、中にはコーチングやメンタリングといった相談体制を充実させている企業も出てきています。

 

■ ワークライフバランスを取りやすく!

女性は結婚や出産、介護といったライフイベントのために退職するケースが多くなりがち。ですが、働き方の改革に積極的に取り組み、「早帰りデーの設置」、「残業時間の削減」、「業務や会議の効率化」などを進める企業が、先のランキングでも上位に入ってきています。

筆者の関わる企業でも、「19時には全社で退社」や「在宅ワークの導入」を取り入れ実践しているところもあり、ライフイベントがあることがキャリアのハンデにならない環境が整いつつあります。

 

■ 両立支援は男性にも!

最近の動きとして、女性(ママ)のための仕事と育児の支援は進んでいても、パートナーである男性(パパ)側の家事・育児への参加がネックになっていることが浮き彫りになっていることを受け、企業としてもイクメン・イクボスの養成、「パパ育」(=パパの育児マインド、スキルをアップ)に乗り出すところも。筆者の「両立支援研修」にも、お子さんのいる男性社員が参加するケースが今年初めて実現します。

 

あなたの会社はいかがでしょうか? 企業側が主導でなくても、自分達で情報交換するランチ会を設けたり、女性管理職や両立の先輩のお話を聞く会を設けることもできます。自分達の働く環境を良くするために、先進事例を参考にできることから取り組んでみるのも良いかもしれません。

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー), 2016年6月20日]

 

【参考】
※1. 『日経ウーマンオンライン』「2016年「女性が活躍する会社BEST100」」2016年5月9日