GWや年末年始にお盆休みなどの長期休暇前になると、義実家への帰省を控えて気が重くなるママたちがいます。ただでさえ義実家は気を使うもの。乳飲み子を抱えての帰省は、心身共に負荷が増えるものです。

産後ママのサポートコーチの筆者のもとには、産後の夫婦関係に悩むママ達から相談が寄せられますが、その内容は驚くほど似通っており、同じ様な悩みを抱える方の参考になればとご紹介いたします。

 

■ 帰省をしたい夫と、したくない妻 

30代前半のCさんは夫と赤ちゃんの3人で都内在住。生後3ヵ月の赤ちゃんの育児に日々奮闘中。お盆休みを前にして、夫が自分の実家への帰省を提案してきました。真夏の時期に首も座らぬ乳飲み子を、車で片道4時間以上の移動はハードルが高いもの。さらに乳幼児はちょっとした環境の変化でも熱を出すことも。

Cさんは、かかりつけ医から遠く離れた土地に行くことに不安を覚えました。ましてやCさんは、3時間おきの授乳で日々睡眠不足。通常の育児に加えて帰省の支度に移動の道中、帰省中の気遣い、赤ちゃんの体調の心配など、これ以上の負荷がかかると思うと、ぞっとしたとCさんは言います。

夫はというと「両親は孫の顔をみるのを楽しみにしているから」とのこと。夫の無神経さに腹がたつやら悲しいやら、怒りが込み上げてきたそうです。なんとか帰省は回避したものの、夫へのしこりが残ったそうです……。

 

妻の義実家への帰省は、夫が上司の家に宿泊する感覚

どんなに関係が良好でも、女性にとって義両親は気を使う相手です。しかしながら、そこを理解できない男性が多いのも事実です。

女性が義実家への帰省することは、男性が上司宅に宿泊することと同じ感覚です。上司とどんなに関係が良好でも、気遣いはするもの。「のんびりしてくださいね」と上司の奥さまに言われても、冷蔵庫を勝手にあけてビールを飲み、部屋着でうろうろすることはできないはずです。宿泊中は上司と晩酌をし、食事も一緒。ましてや連日の仕事で寝不足の中、上司宅に宿泊することを想像してみてください。気遣いをしながら上司の家で眠りたいですか? それとも自分の慣れ親しんだ寝具で眠りたいですか?

 

■ 「あなたがどう思うのか」が一番大事だから

ママは育児で大変な時だからこそ、自分の感情に蓋をしないでくださいね。「皆がしていることだから」「わがままと思われるかしら」と人と比べて心配するのではなく、「あなたがどう思うのか」を一番大切にしてください。そして、信頼できる人に自分の気持ちを話してみてください。あなたの気持ちを誰かにわかってもらえたらそれだけで、気持ちもぐっと楽になりますよ。

[執筆:久保木 惠子(コーチ), 2016年6月30日]

 

※写真:PIXTA、本文とは関係ありません