毎日の育児お疲れ様です。親がお世話をしなければ何もできない小さな赤ちゃん。育児は本当に大変ですよね。家族構成の変化や共働き世代の増加で、夫婦で育児を担うご家庭も増えてきています。しかしながら、夫が育児をすることで、妻は余計大変になりイライラする。そんなお話しを多く耳にします。妻のイライラの原因とは? そして果たして男性は育児に不向きなのでしょうか?

 

■ 夫の育児センスの無さと能力の低さにイライラ

夫が育児をした後は、妻がやり直しをして余計に大変な思いをする。だったら、最初から私がした方が早いし手間がかからない。夫の育児能力の低さとセンスの無さに、イライラする女性も多いのです。たとえば、夫が赤ちゃんの洋服が汚れたので着替えをさせると、汚れた洋服の上から綺麗な洋服を着せる。そこで、妻が汚れた洋服を脱がせてから綺麗な洋服を着せる。夫がオムツ替えをすると、オムツのテープが留まっておらず、そのすきまから排泄物が漏れてしまい洋服やシーツまで替えなくてはならない。赤ちゃん中心の生活で思い通りに進まない家事、その上、夫まで私に面倒をかけてくる。なぜ、当然の様にできないの? と夫にモヤモヤイライラする時もある。程度の差はあれ、多くのママが夫に対してモヤモヤを抱えている印象を受けます。

 

■ 男性は育児に不向きなのか?

人気漫画『コウノドリ』のモデルとなった産婦人科医の荻田和秀先生は、「生物学的に言えば、男性は育児に不向き」と断言しています。荻田先生は「オキシトシン」というホルモンを長年研究しているのですが、「オキシトシン」とは、母乳を出したり、子宮を収縮させたりする作用があり、更に、育児行動や社会性に関係する働きもあり、別名「育児ホルモン」とも言われています。男性は女性に比べて「オキシトシン」の分布が少なく、システム上では男性は子育てには向いていないのです。ですので、荻田先生は、子育てに関して妻と同じ様に先発完投はできなくても、男性は中継ぎやリリーフはできる。自分ができることを自分なりにしましょう、と述べています。

なるほど、女性と同じ高い育児スキルがないから、育児の質も低くなるのも当然。「オキシトシン」ホルモンのメカニズムを知り、夫の言動が腑に落ちる方も多いのではないでしょうか。

 

■ 感情を浄化させよう

育児スキルや能力は「オキシトシン」ホルモンの量によって決まります。男性は女性に比べてオキシトシンの分布量が低いから育児能力が低い。生物学的に証明されても、日々のイライラの感情はなかなか治まりませんよね。そんな時はカウンセラーなどを利用して、感情をソフトランディングさせることをお勧めします。感情が高ぶった状態のままでは、イライラは増加するばかりです。まずはイライラの感情を浄化させましょう。あなたの感情をそのまま誰かに受け止めてもらうだけで、すっきりとします。カウンセラーは、あなたの感情を批判したり否定したり判断しません。なぜならば、カウンセリングはカウンセラーとの対話ではなく、あなたとあなたの感情と対話する場なのですから。

[執筆:久保木 惠子(産後ママのサポートコーチ) ]

 

【参考】

※1. 荻田和秀(2015)『嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本』講談社+α新書

※この記事の執筆者:久保木恵子(産後ママのためのサポートコーチ)について。女性専用のカウンセリング『ボイスマルシェ』の登録カウンセラー。電話カウンセリングなので全国どこからでも利用できる、匿名で話せる、当日予約できるというボイスマルシェの特長を活かし、全国の女性たちの相談にのっている。一児の母。

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