1か月検診がおわると赤ちゃんの外出許可がおりますが、それまでは自宅でこもりきりです。新生児ママの日常は、夫が仕事に出かけた後は、家に1人閉じこもり、赤ちゃんのお世話にかかりきりということも。睡眠も食事も外出も制限がかかります。この期間は、初めての育児をするママにとって、長くて不安で窮屈な1か月でもあるのです。今回は、そんな新生児ママの気持ちが少しでも楽になるヒントをお届けします。

 

■ 小島慶子さんの体験談から

二児の母親でもある小島慶子さんは、長男を出産した時、夫婦だけで育児をする恐怖から、半泣きで退院した、と著書『女たちの和平交渉』で語っています(※1)。それからの1か月は、自宅から一歩も出ず、睡眠時間もそこそこで、赤ちゃんの息づかいに全神経を集中する生活に、すっかり疲労困憊したそうです。そして1カ月が経ち、初めて長男を連れて散歩に出かけた時、年配の女性に声をかけられたのです。「あら、かわいい。お母さん、今大変でしょ? でも大丈夫、ちょっとずつ楽になるからね。」

この一言で、小島慶子さんは誰かにずーっと言ってほしかった言葉を言ってもらい、涙が溢れたと言います。この体験談に共感するママは多いのではないでしょうか?

 

■ 一人ではないと実感することが大事

当初の1か月は、外出もできず、社会と断絶され孤独を最も味わう時期。子どもが生まれて幸せな一方で、特に初産のママにとっては過酷な時期でもあるのです。

「赤ちゃんが産まれて幸せなのに辛い、それは私だけ?」と自責の念にかられるループに陥りがちです。他のママ達は、もっと子育てを楽しんでいるのではないか、自分の要領が悪いだけではないか、このように、隣の芝生が青く見える時は、経験者の声を知り、共感することで気持ちが楽になります。

 

いかがでしょうか?

「今が一番大変な時だけど、どんどん楽になっていくから大丈夫。あなたもきっと大丈夫。」産後ママにとって、一歩先を歩く先輩ママからの愛ある言葉は、気持ちを楽にする効果があるのです。

[執筆:久保木 惠子(産後ママのサポートコーチ), 2017年7月2日]

 

【参考】
※1. 小島慶子(2016)『女たちの和平交渉』光文社
※執筆者:久保木恵子(産後ママのためのサポートコーチ)について。女性専用のカウンセリング『ボイスマルシェ』の登録カウンセラー。電話カウンセリングなので全国どこからでも利用できる、匿名で話せる、当日予約できるというボイスマルシェの特長を活かし、全国の女性たちの相談にのっている。
※写真:PIXTA、本文とは関係ありません