普段の生活の中で、女性なら多かれ少なかれ一度は感じたことのある生理にまつわる不調。なかなか人には言えないけれど、「私の生理って大丈夫?」そんな不安を抱えている女性も少なくないようです。
20代後半〜30代前半の女性に聞いた「生理のお悩み」の代表例はこちら(※1)。
- 生理不順(10日くらいの幅がある)
- 月経量が増えた(減った)
- 月経前症候群(PMS)
20代後半〜30代前半は、女性ホルモンの卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量がピークとなります。性成熟度も頂点に達し、妊娠に最も適した時を迎えます。妊娠を希望する人も、そうではない人も、この時期の自分の体をきちんと知り、コントロールすることで、次の40代50代をより楽に過ごせるでしょう。20代前半の女性でも重い生理痛や月経不順に悩む時代。月に一度の不調期を少しでも穏やかにするために、手軽に始められる“ナプキン”から意識を変えてみませんか?
■子宮トラブルの原因にもなる紙ナプキン
当たり前に利用している紙ナプキン。初潮を迎えたときから何の疑問も持たず、当然のように使用してきた人がほとんどではないでしょうか。でも、私たちの子宮は紙ナプキンによってさまざまなダメージを受け続けています。その代表的なものが「高分子ポリマー」という合成化学物質。石油から作られたこの吸収材は、恐ろしいことに女性器を通して子宮に吸収されてしまいます。これが近年女性を悩ましている不妊症や子宮内膜症、PMSなどの原因につながっているともいわれ、最近では発がん性も指摘されています。
■ 布ナプキンのススメ
病気の原因となる可能性があるだけでなく、かぶれや蒸れ、冷えにもつながる紙ナプキン。そこでおすすめなのが布ナプキンです。オーガニックのコットンやリネンなどの布をあてるだけで驚くほど体が楽になりますよ。布ナプキンに切り替えた人の感想(※1)はご覧のとおりです。
- 生理周期が安定した
- 下腹部の冷えが改善した
- 血液量など自分の体のことに感心をもてるようになった
- オシャレで可愛い布ナプキンを集めることで生理が楽しみになった
中には「エコを意識するようになった」という意見もみられ、色々な意味で女子力が上がった!という人も。
気になるお手入れは、外出先でも密閉できる袋を持参すればニオイなどの問題もなく、帰宅してから洗えば血液汚れはキレイに落ちるので、面倒臭さもありません。自分のココロにもカラダにも、そして地球にも優しい布ナプキン。ぜひトライしてみてくださいね!
【参考】
※1)筆者主催の『妊きゃり』セミナーでのアンケート(2012年実施)20代後半〜30代前半の女性10人
※生理のミカタ
※Kraso