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もう実家に頼れない!? 産院退院後の新事情【前編】
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もう実家に頼れない!? 産院退院後の新事情【前編】

プレママのみなさん! バースプランはご存知とは思いますが、アフターバースプランは立てていますか?

「なんですかそれ?」と思った方、アフターバースプランというのは、そう、産院を退院した後の自分と赤ちゃんのケアのプランのことです。妊娠中はつい出産がゴールと考えてしまいますが、出産は育児のスタート! 産後は想像以上のドラマティックな変化がママと家族を待ち受けています。生活はこれまでと一変し、素晴らしい感動の日々が始まるとともに、様々なトラブルも始まるのです。

 

■産後は家族にとって重要な時期

産後1カ月は、ママにとって出産のダメージから回復する大事な時期。にもかかわらず、この頃の赤ちゃんはまだ昼と夜の区別がなく、四六時中お世話を求めます。とても大変なこの時期をどう過ごすかで、その後の母子の絆形成、ひいては夫婦関係にも影響があるといわれています。

産後の負のスパイラル、それは、「無理をする→疲弊する→イライラする→夫にあたる→夫婦コミュニケーション不調和が不仲に→精神的に落ち込む→(ひどい場合には)子供の発育に影響」というもの。ここだけの話ですが、産後(おそらく負のスパイラル)をきっかけに、夜の夫婦関係がなくなったというご夫婦も多いのです。
もし、あなたが「自分たちだけで乗り切れる自信がない!」と思ったら、どのような産後ケアの選択肢があるのでしょうか?

 

■今までは、産後といえば実家の世話に

いまでも、実家で自分と赤ちゃんの世話をしてもらうママが多いようですが、近年特に都心部において実家に頼らない家族が増えてきました。

その背景には出産の高齢化があるようです。東京都人口動態統計によると、平成21年には「35~39歳で出産」する人が「25~29歳で出産」する人を上回り、その差は年々拡大傾向。母親の年齢が30代後半とすると、その母親は70歳前後ぐらいの年齢となり、産後のママや赤ちゃんのお世話をするには体力的に厳しいというわけ。実際、実母も孫は可愛いいが、産後のお世話は自信がないという意見も多数あるのです。

 

■韓国の産後サービス

ひとつの産後ケアの選択として、小雪の第2子出産で話題になった韓国の「産後調理院(サヌチョリウォン)」があります。ここ10年ぐらいで急成長し、韓国における産後の選択肢として定着しました。

この施設の利用者は、産院退院後すぐに入院し、2週間から1カ月をここで過ごします。滞在中は、1日4食、産後の養生に必要な栄養が考えられた食事が提供され、24時間体制で看護婦さんが待機し赤ちゃんの面倒をみてくれます。また、産後に崩れた体形を整え、心身ともにリフレッシュできるようにとヨガやエステ、座浴器と呼ばれる下半身に蒸気を当て温めるものや全身美容カプセル等、設備が充実しています。ここを退院するころには、すっかり元気と美を取り戻したママと健やかな赤ちゃんになっていることでしょう。

 

このようなサービスは、なにも韓国だけではありません。後編では海外事例と、気になる日本の事例をご紹介します。

 

【関連記事】

※「産後ママをプロが支援! 産院退院後の新事情【後編】」

※「小雪も利用した産後ママのお助け施設「産後院」とは!?」

【参考】

※平成23年 東京都人口動態統計(PDF)

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