日経WOMANが3年連続で実施する「企業の女性活用度調査」結果が、『日経ビジネス4月22日号』に掲載されました。記事では、調査結果とともに、女性が活躍できる環境づくりのための企業努力を紹介しています。その内容をもとに、女性が仕事で活躍するためのヒントをお伝えします。
■ 失敗を恐れず柔軟に
調査において、3年連続総合1位になったのは日本IBM。記事によれば、2011年に営業職女性18名が企画した“営業職に就く女性同士で働き方について話し合う”初イベントは大失敗。しかし翌年、改善してイベントを開催したところ、予想を上回る大盛況だったとか。
失敗にめげずに翌年も開催した、ということがポイントですね。私は毎年延べ500名の相談を受けますが、同じ職場で働き続けるにも転職するにも、うまくいく人といかない人の違いは「失敗にめげるかどうか」に尽きます。失敗は誰にでもあることですが、気持ちを(時には発想も)切り替え、次に対して柔軟にチャレンジすることが、イキイキと活躍することに繋がります。
■ 相手の信頼を得る話し方
同社では、ビジネスの場で不利になる女性ならではの特徴を改善する研修もあるそう。その1つが話し方、ビジネスシーンで信頼される言葉遣いや声の出し方を習得するとか。
男性会社員が発声を練習しているとは思えませんから、ポイントは“声のトーン”“落着き感”だと考えられます。お手本として、NHKの女性キャスターの名前をよく聞きます。普段のあなたの話し方とキャスターの話し方とを比べて、イイと思ったら真似することから始めてみては?
■ コツコツだけでは時代遅れ?!
総合ランク3位の第一生命。記事によれば、同社は2009年に一般職と総合職を一本化。以来、女性の意欲維持に積極的に取り組んだ結果、働く意識に変化が生じたとか。2009年は「ミスなく業務をこなす」などが目立っていたものの、2012年は「契約数や顧客を増やす」など会社の成長を意識する内容が増えたそうです。具体的な目標を持ち、行動していく意識に変化したことがわかりますね。
事例を見てくると、女性が活躍するためのヒントは「つまり営業職?!」と言えそうです。確かに、どのような仕事に転じても活きるセンスとして、柔軟性・話し方・行動力がよく挙がります。明日からのあなたの仕事でも、上記の3つを意識してみてはいかがでしょうか? あなたがイキイキと活躍できることを応援しています。
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【参考】
※日経BP社、日経ビジネス2013年4月22日号 「女性が活躍する会社ランキング」