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成長の為に●●を破棄できる? -2014年キャリア向上術
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成長の為に●●を破棄できる? -2014年キャリア向上術

新しい年、自分のキャリアをもっと豊かにしたい!そんな女性たちにモチベーションを高め、自然とキャリアアップへ自分を導くコツをご紹介します!

 

■ そのスキルは時代遅れ!?

2013年も着実に仕事を頑張ってきた働く女性の皆さん、本当にお疲れさまでした!

毎年仕事を頑張ってきて、積み上げたことに満足することも良いことですが、ここ数年同じ仕事ばかりやっていませんか? それはもしかしたら、前進ではなく、後退しているかもしれません。

時代の流れの速いビジネスシーンでは、数年間まったく同じ仕事を同じやり方でしていることは、「成長がない」ことにあてはまる可能性もあります。できるようになった仕事はどんどん後輩に教えて、自分は新しいことに挑戦していかないとキャリアの幅も広がりませんよ。

 

■ 一人前になった後の学びが重要

人事や人材開発の世界では、数年前から「アンラーニング」という言葉が注目されています。「アンラーニング(unlearning)」とは、いったん学んだ知識や既存の価値観を批判的思考によって意識的に棄て去り、新たに学び直すこと。日本語では「学習棄却」「学びほぐし」などと訳されます(※)。

長く習熟したスキルや知識が、ある日突然古くなってしまい使えなくなることがビジネスシーンではよくあります。IT技術が進んだり、法律が変わったり、自分の所属する会社の体制やビジョンが変わるなど、根本的なルールや考え方の変化が身近でも起きているはずです。そんな時にはアンラーニングの発想で古い自分をいったん棄てて、新しいことに挑戦することで、今までの自分の知識やスキルが違った形で活かされ一皮むけるのです!

 

■ 変化はチャンス

新しい年、せっかく積み上げてきた自分の仕事や部署が変化することもあるかもしれませんが、それはチャンスです!新しい環境に慣れるのにいったんは苦しくても、そこから今までの自分を客観視し、新しい判断基準が生まれ、成長につながります。

かのマハトマ・ガンジーの名言に「明日、死ぬかのように生きなさい。永遠に生きるかのように学びなさい」という言葉があります。私自身も昨年40歳を迎え、人事やキャリアに関わる仕事で10年を迎え、なんとなく「慣れ」の領域に入ってきた気がしていた中、この言葉が胸に響きました。

2014年は、自分の「領域」にこだわらず今何が起き、必要とされているのかをお見失わずに仕事をしたいと思っています。皆さんもご自身の専門性を良い意味で疑い、新たな挑戦をしてみてはいかがでしょうか?

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー) ]

 

【参考】
※ アンラーニング:日本の人事部「人事辞典」より

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