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家事と育児! 育休ママが夫を戦力化する4つのコツ
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家事と育児! 育休ママが夫を戦力化する4つのコツ

キャリアカウンセラ―としてご相談を受けていると、育休ママが抱える数々の不安や悩みで必ず相談されるのが、「夫が協力的になるには?」という質問です。復職には夫を最大の味方にすることが必須。復職する前に家事育児の分担を相談する機会を設けたか、設けないかで、その後の両立生活の負担は大きく変わってきます。

そこで今回は、夫に家事育児を協力してもらう4つのポイントをお教えします。

 

■ 1. 家事・育児の分担を相談をするタイミングを見極める

夫がテレビを見てくつろいでいるときに、いきなり話しかけても聴く耳はもちません。あらかじめ、いつだったら相談できるかを事前に聞き、冷静にお互い話し合える場をつくるようにします。その日時は夫に決めさせることで、夫側もそのつもりでその場に臨むはずです。

 

■ 2. 夫が協力することで、どんなメリットがあるかを伝える

我が家では、筆者が仕事で留守にする日は、たまに夫が夕食をつくります。夫はあまり料理は得意ではないのですが、子供から「パパのチャーハンは世界で一番美味しい、また作ってー」と褒められることにより、少しずつレパートリーを増やしています。モチベーションがあがって「子どもの喜ぶ顔がみたい」という主体性を持ち始めるのです。

 

■ 3. やってほしいことを具体的に教える

段取り・やり方のポイントを順番に教えます。一度では分からないので、メモを書いて説明しながら話すといいでしょう。やり方を書いたメモは冷蔵庫などの目のつきやすいところに貼っておくと、夫が見返すことができます。

 

■ 4. 夫がやってくれることには絶対に口出ししない

感謝の言葉を伝えると同時にやり方に口出ししないことが大切。筆者は見ると口出ししたくなるので、見ないようにしています。やってくれていることで、自分の負担が減ることのメリットのほうが大きいのですから、気持ちよくやってもらいましょう。

 

これらのことを実施しても、夫が協力的にならない場合は、半強制的に自分のいない時間・日をつくり、夫が家事・育児をしなければならない状況をつくって、慣れてもらうしかありません。そのとき、帰ってきて部屋が散らかっていても文句は言わないことです。

産後に夫婦の信頼関係を再構築できていないと熟年離婚の温床になるともいわれています。復職は夫との関係を見直すチャンスの時期。諦めずに対話を重ねる努力をしてみましょう。

[執筆:小倉 環(キャリアカウンセラー)]

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