私事ですが、先日、約4年間の妊活を終えて新しい命を授かったことを周囲に報告した際、ありがたいことにたくさんの方からお祝いの言葉をいただきました。同時に、妊活中の方からは「妊娠できた秘訣はなんですか?」といった質問を多数いただき、回答に困りつつも皆さんの切実な想いを痛感しました。
このことで改めて考えてみた妊娠の「秘訣」や「決め手」。そういえば、3月に株式会社ベネッセコーポレーションから発売されたムック『妊活たまごクラブ』にも「私が妊娠した決め手はコレだった!」というページがありました。赤ちゃんは授かりもの。妊娠に絶対やコレといった秘訣なんてないのは分かっていても、他人のエピソードはやっぱり気になりますよね。(この特集も、楽しく拝見しました)
情報があふれる世の中なのでなかなか難しい点もありますが、私が大事だと思うのは、頭でっかちになりすぎず、当たり前なことをシンプルに実践するということ。今回は「これだけは意識しておきたい妊活のポイント」をお伝えします。
1. ココロ・パートナーシップ編
- 日常に笑いを。ストレスフルでも、心からリラックスできる時間や場所をもちましょう
- 妊活はお互いの気持ちがあってこそ。ケンカしても夫婦仲良く
我が家の場合、子づくりのための夫婦生活や治療に疲れたら、適度に休みの周期を設けました。
2. カラダ編
- 自分の身体のバイオリズムを知る(基礎体温を測るなどするといいですね)
- 規則正しい食事、睡眠と適度な運動
- 一年中、身体を冷やさない
我が家の場合、温泉巡りが共通の趣味に。ただし男性器は熱に弱いので長時間のサウナなどは控えましょう。
3. マネー編
- 妊活中はもちろん、妊娠後のことも考えてライフプランを立てましょう
- 不妊治療は経済的な負担がネックになりやすいので、適度に節約、収入を増やす工夫を
我が家の場合、通院と仕事の両立は大変でしたが、二人で働き、費用を捻出。妊活通帳を作って見える化しました。
いかがでしたか? とてもシンプルで当たり前のこともありますが、妊活の基本はこういった点にあると思います。これから赤ちゃんを授かりたい皆さん、できることから実践してみてくださいね。
[執筆:渡辺さちこ(「妊きゃりプロジェクト」主宰)]
【参考】
※ ベネッセコーポレーション(2014)『赤ちゃんが欲しくなったら最初に読む本 妊活たまごクラブ (ベネッセ・ムック) 』