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理想の働く女性像、新入社員とアラサーではどう違う?
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理想の働く女性像、新入社員とアラサーではどう違う?

今年、新入社員が配属された部署にいるあなた。「3週間続けば、3か月持つ」とよく言われますし、ほんのちょっぴり肩の荷が下りたのではないでしょうか……お疲れ様です! 引き続き、彼らのことを宜しくお願いしますね。

ところで、新入社員が選ぶ理想の上司ランキングを、産業能率大学が毎年調査しています(※1)。会社員として数年経ち、仕事にプライベートに将来に、いろいろ考えるあなたと新入社員とでは、理想の上司像が異なるとしても当たり前。ですが、その違いが思わぬコミュニケーションギャップに繋がる可能性もあります。

今年の新入社員の理想の上司像をみてみましょう。

 

■ 女性新入社員が選ぶ理想の上司

前述の調査によれば、今年度の理想の上司トップ3は、以下のとおりでした。

1位:天海祐希 (5年連続!しかも、2位とは2倍の得票差です)

2位:江角マキコ

3位:篠原涼子

 

天海さんが選ばれた理由で最も多かったものは、「態度や姿勢が手本になりそう」だから。そして、「CMやドラマのイメージ」「リーダーシップがありそう」「適切なアドバイスをしてくれそう」と続きました。そして、10位に大久保佳代子さんがランクインしたことに注目。「人柄がよく親しみやすそう」が理由だそうです。

そういえば天海さんも下町育ちで、オープンな人柄の印象がありますね。どうやら理想の上司像は、毅然とした態度だけど親しみやすく、ぐいぐい引っ張って自分を高めてくれそうな女性のようです。

 

■ 20~30代働き女子が選ぶ理想の働き女性

株式会社ウエディングパークの調査(※2)では、20~30代女子の38%が、結婚・出産に関わらず、今と変わらずに働きたい(働いている)と回答。理想の働く女性像は「外見に気を使っている」「結婚出産を経験している」「管理職」などが挙がりました。

そして、外見・家庭・仕事の3拍子が揃った全方位型の、理想的な芸能人のトップ3は、篠原涼子さん・松嶋菜々子さん・井川遥さんでした。

 

この2つの調査を見比べると、働く女性にとっては、「外見を維持する女子力」も大切だとわかります。新入社員の調査では、女子力の設問がなかったのかもしれません。しかし、新入社員へのアドバイスや配慮よりも、自分の外見のほうが大事なんだ……と思われたら、上司としてアウトかも?! 全方位型も素敵ですが、親しみやすさを演出するなら、少しぐらい手を抜いても良さそうです。あなたと新入社員が、イイ関係を築けますように。

[執筆:五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント), 2014年5月16日]

 

【参考】
※1. 『産業能率大学』 「2014年度新入社員の理想の上司」(2014年4月)
※2. 『ガールズスタイルLABO』 「実態調査「20代30代働く女性の結婚観」(2014年4月7日)

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