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共働き家庭を悩ませる「小1の壁」、乗り越える工夫とは?
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共働き家庭を悩ませる「小1の壁」、乗り越える工夫とは?

共働き家庭では、お子さんが小学校に上がる時に、通称「小1の壁」と言われる問題にぶつかると言われています。小1の壁は体験してみないとなかなか実感できませんが、心構えをしておけば、ぶつかった時に対処できるかと思います。ではどういった心構えと対処法があるのでしょうか?

 

■ そもそも小1の壁ってどんなこと?

小1の壁とは、放課後の過ごし方や朝の時間など、子どもが一人で過ごさなければならない時間帯がでるということです。

一人で過ごさなくてはならない時間帯とは、大きく分けて3つ。

  1. 学童保育が終わってから親が帰宅するまでの時間
  2. 朝、子どもが登校するよりも親が先に出勤した場合の時間
  3. 学童の待機児童になってしまった場合の放課後、親が帰宅するまでの時間

 

1の場合。共働き家庭では、お子さんを学童保育に通わせると思いますが、学童の閉所時間は民間の運営でない限り18時台~19時が殆ど。保育園のような延長等はありません。ギリギリまで学校にいた子どもであれば、一人で家にいる時間は少ないかもしれませんが、学童保育も子どもが一人で帰ってよい時間と、危ないから親が迎えに行くべき時間とが出てくるため、帰宅の遅いご家庭は子どもを早めに帰宅させるか、お迎えに行くことも必要になります。

2の場合。朝は学童保育もありません。学校に行く時間になったら、一人でカギをかけて出ていくことになります。

3の場合。学童保育の他に、小学校では子どもが放課後に校内で過ごせるようにはなっています。ですが、帰宅時間は学童よりも早く、おやつもないため、子どもの過ごし方を考える必要が出てきます。

 

■ 乗り越えるための工夫は?

対処方法として一般的に行われているのが、このようなこと。

  • 学童が終わる時間から習い事をさせて、一人での時間を少なくさせる
  • 親の時短勤務の延長
  • 民間の学童やファミリーサポートを利用して二重保育の対応
  • 帰宅後一人でいる時間も楽しくなるような、一人で過ごすための工夫をする
  • お友達の家に行かせてもらい、一緒に登校する、帰宅後一緒にいさせてもらう

基本的にお金がかかる内容が中心となってしまいますが、子どもの安全と安心を買っているようなイメージではないでしょうか。

 

子どもの成長過程で考えるとほんの一部分です。小学校の入学準備の一部と考えて一緒にある程度準備をして、壁を乗り越えて欲しいと思います。

[執筆:三木育美(保育情報アドバイザー)]

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