誰だって、落ち込む時がありますよね。仕事で失敗した、大事な試験に合格できなかった、恋人に振られた、などなど。落ち込んだ状態から、あなたはどのようにモチベーションを回復していますか? 落ち込みからの回復方法は人それぞれだと思いますが、今回は、25万部突破という人気書籍『1分間でやる気が出る146のヒント』(※)を参考に、落ち込み状態からの回復に効きそうな9つのヒントをご紹介します。
■ 成功体験を思い出す
落ち込んでいる時には、失敗や傷ついたそのシーンだけを何度も思い出してしまうもの。でも考えてみてください。あなたの人生、実はうまくいっていたことも沢山あるのです。
- ヒント1. 自分が達成したことを数える
- ヒント2. 自分のこれまでの成功を祝う
- ヒント3. 自分は成功していると信じる
この1年、半年、3か月の間に、自分が達成したこと、成功したことを書き出して、自分だけでいいからお祝いをして、成功に近づいていることを認識しましょう。成功に向かって成長しているから、チャレンジがあり、たまたま今回はうまくいかなかっただけです。
■ 未来と今日の計画を立てる
自分の人生で成し遂げたいことを紙に書いて、見えるところに置きましょう。そして、5年先までの予定を立てるのです。そうすると、自分が何を目指しているのか、自分にとって大事なことは何かが明確になってきます。このような大きな視点で見てみると、最近起きた落ち込む出来事は、大きな目的のためのひとつの通過点でしかなかったことに気が付くはずです。
- ヒント4. 人生の目的を紙に書く
- ヒント5. 5年先まで予定を立てる
- ヒント6. 毎日、目標を立てる
毎日、その日の目標を立てて精一杯一日を過ごすと決めたら、落ち込んでいる場合ではないとエネルギーが湧いてきませんか?
■ 自分への働きかけ
最後の3つは、自分の心を明るくするもの。
- ヒント7. 自分にポジティブな言葉をかける
- ヒント8. 最高の自分を目指す
- ヒント9. 笑う
自分を褒め、信じ、高みを目指す。そして意図的にでも“笑う”ことで、幸福感をもたらす脳内物質「エンドルフィン」が分泌され、気分が明るくなってくるはずです。
あなたの価値を決められるのは、あなただけです。自分の成し遂げてきたこと、目指していること、自分への自信。これらを思い出すことができれば、落ち込んでもきっと、また立ち上がっていけるでしょう。
[執筆:嘉納 夢子]
【参考】
※ ドン・エシッグ(2013)『1分間でやる気が出る 146のヒント』ディスカヴァー・トゥエンティワン