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心がざわつく? 変化多き春は「三毒追放」で心を整理!
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心がざわつく? 変化多き春は「三毒追放」で心を整理!

出会いや別れ、卒業、新入学・入園、そして会社組織では異動や昇進など、人生のターニングポイントが訪れる春も間近。そんな中、思うような転機とならなかったり、他人の転機がうらやましかったり、ついつい心がかき乱されてしまうことも。今回はそんな時、自分の心を整える方法をご紹介します!

 

■ 古来から伝わる人の煩悩

ウィキペディアによれば、仏教において克服すべきものとされる最も根本的な三つの煩悩として「三毒」、すなわち貪・瞋・癡(とん・じん・ち)があると言われています。

「貪」は、貪欲という熟語でも知られるように、むさぼり必要以上に求める心。「瞋」は怒りの心。「癡」は愚癡(ぐち)として使われる字で、心理を知らない愚かな心を意味するもの。この三つは人間が克服すべき愚かな煩悩として古来から、戒めの対象となっていたようです。現代の私たちの心にもそのまま通じる、耳の痛い煩悩ですね。

 

■ ポジティブな女性たちがオススメする三毒追放

勝間和代氏はその著書(※1)やブログでこの三毒追放について度々ふれており、「妬まない、怒らない、愚痴らない」をデスクに貼って、いつでも目に入るようにしていたとか。また、スーパー営業ウーマンとして知られる和田裕美氏も著書(※2)の中でこの三毒追放に触れ、彼女流の陽転思考として、ネガティブな面を受け入れて、その中からプラスを探して切り替えることを心掛ける大切さを伝えています。

三毒追放はポジティブで成功をつかんだ女性たちオススメの心の整理術なのです!

 

■ 妬むのではなく問題解決を!

とはいえ、他人の成功や良い転機に対して素直に喜べない気持ちになることは人間、誰しもあるでしょう。

筆者もなんとなく心がざわつく時は、なぜそのことで自分は反応しているのか、いったん立ち止まって考えるように習慣づけています。「なぜ、その情報に自分は、腹が立つのか、うらやましく思うのか」問うてみるわけです。たいてい、その原因は、他人ではなく自分の中にあるもの。自分ができていないことや、努力が足りずに気になっていることが他人への反応として出てきているのです。

自分に向き合うのは、なかなか難しいものですが、心に立っているさざ波を見つめて、三毒を追放することを心掛ければ、春はきっと新しい出会いを連れてきてくれるでしょう!

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー)]

 

【参考】
※1. 勝間和代(2008)『成功を呼ぶ7つの法則』マガジンハウス
※2. 和田裕美(2012)『人生を好転させる「新・陽転思考」』ポプラ社

※写真:(c) Ferli Achirulli / 123RF.COM、本文とは関係ありません

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