東京・池袋のサンシャインシティの調査「本命の彼女や奥様に1番求めるものは何ですか」(※)によれば、20代から30代前半の働く男性の第1位は「可愛げ」で、女性の印象がトップに。お疲れが溜まっている男性にとって、パートナーには優しく接して欲しいという気持ちの現れですね。
「可愛げ」とは、男性ひとりひとりの主観による女性の可愛らしさの度合いや尺度です。曖昧なこのキーワード、具体的にはどのような女性のことでしょうか?
■ 色とモチーフで表現すると?
筆者が開講する色彩表現のワークショップでの「可愛げ、可愛らしさ」の表現には圧倒的に淡い色が並びます。この記事の画像のようなペールピンク、ベビーブルーなどスイーツのマカロンやベビー服に使用される色です。白を多く含む柔らかな印象の色たちは、イメージは赤ちゃんの肌や温もり、滑らかさです。筆者もこのワークでは白いウサギや衝撃を吸収するフンワリとしたクッションを描いた経験があります。
「可愛げ」とは、強い自己主張や攻撃性とは真逆にあるものかもしれません。
■ お手本の女性は?
この「可愛げ」を体現する女性として、次のような女優さん達が挙げられるのではないでしょうか。
・井川遥さん
・YOUさん
・大竹しのぶさん
これらの女優さんは世代を越えて人気、共に喋り方が舌足らずであったり、ゆったり、ほんわかとした物言いが魅力です。自分の個性を知り、他者との違いも許せる懐の深さは、恋愛や結婚、仕事などでマスコミを賑わした経験によって「周囲はどこ吹く風」という、ゆるゆるでフワフワとした柔軟な対応と心情へ繋がったと推測されます。
■ 「可愛げ」にある共通項
以上から「可愛げ」とは男性の主観に加え、女性が醸し出す雰囲気の総合評価と言えます。コミュニケーションにおいて女性は親しい人にはつい語気が強くなってしまったり、余計なひと言を発してしまうことがあります。まずは自分自身がゆったりとした時間を持つようにし、思いやりのある言葉がけはもちろん、引き算である「間」も意識した心の交流をしてみませんか。
近しい男性からの評価は、時間と共に変化させたり良い方向へ育てることができます。小さな積み重ねにより、いつしか「可愛げ」ある女性としてのイメージも創られていきますように!
[執筆:桜井まどか(美エイジング(R)心理カウンセラー)]
【参考】
※ 調査は『マイナビウーマン』「男性2人に1人以上が彼女に『可愛げ力』を求めている–サンシャインシティ調査」2014年11月4日より