子どもの病気など突発的なことに対処しながら、限られた時間のなかで仕事をしなければならないワーキングマザー。職場で周囲に頼りながら仕事をしていく人も多いでしょう。そこで相手に気持ちよく相談したり、依頼を引き受けてもらうための魔法のフレーズをご紹介!
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■ 上司へ相談、依頼をしたときのフレーズ
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「~~は~~と理解していますが、これでモレはありませんか?」
「~~は~~と理解していますが」は自分の解釈を伝えることで、上司の解釈との確認ができます。また「モレがありませんか?」と聞くことで欠けていることを検証することもできます。
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「お知恵を貸していただけませんでしょうか」
相談に乗ってもらいたいというだけでなく、その上司に尊敬の念があることを一緒に伝えるフレーズ。直属の上司だけでなく、他部署の事情通の人などに力を貸してほしいときにも使えるフレーズです。
■ 同僚・後輩へ頼みたいときのフレーズ
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「5分だけ手伝ってくれない?」
作業量が多く、複数人でやったほうが効率がよい作業などは、かかる時間を提示して仕事を依頼すると相手も「それくらいの時間ならいいか」と思ってくれます。この「5分だけ」というフレーズは急を要する相談のときなどにも使えます。
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「この案件は○○さんに力を貸してほしいの」
「○○さん」と名指しすることで「あなただからこそ」という特別感が出ます。あなたを信頼している、頼りにしているという想いもセットで伝えられます。
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「ほかにお願いできる人がいなくて……」
あなた以外にお願いできる人がいない、と言われれば相手も断りづらいもの。必ず感謝の言葉とセットで伝えましょう。
いかがでしょうか?
依頼するタイミングは自分の都合でなく、タイミングを見計らって、「いま、よろしいでしょうか?」とワンクッションおいてお願いすることも大事です。依頼した仕事が無事終了した場合は、感謝の言葉を伝えることも忘れずに。余裕があるときや相手が困っていそうなときは、率先的に手を貸して信頼残高を積み重ねておきましょう。
[執筆:小倉 環(キャリアカウンセラー) ]
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