社会人になってからできる「親友」は少なく、『マイナビウーマン』の調査(※)によれば「社会に出てから親友ができた」と答えた人は約20%です。春になれば親友との再会予定や、節目の時期に交流を温めたいと考える人も多いのでは?
親友との再会では、今後も交流を継けるための心がけたいポイントがあります。
■ 互いの関係を再確認
時間の経過によって、相手へ感謝の気持ちを忘れていることがあります。親友の長所や、どのような面に惹かれていたのか、互いに補い合えるような良い関係だったことを思い起こしておきましょう。懐かしい気持ちを満たすだけではなく、貴重な存在である親友と質の高い交流に結び付いていきます。
■ 「ワタシ」の表し方に注意
子供自慢や「私、私…」という話を一方的に聞かされて…ということはありませんか? 筆者のセラピールームにも、こうした女性特有の会話に気持ちが乱され、困っているという相談も寄せられています。
久しぶりの親友との会話には、「最近読んだ本」「旬のレシピ」など、その人となりが感じられる話題をお勧めします。親友だからといって甘えすぎず、心地よい会話のキャッチボールを心がけたいですね。
■ 親友の「今」にも気を配る
事前に親友の現状について知っておきましょう。仕事・配偶者・子供の有無など気をつけたいデリケートな話題があるからです。男性同士なら「飲みに行こう」からで単純かと思いますが、それだけ女性の人生は豊かな彩りがあり、そこには繊細な感情や思いやりも生れているということですね。
空白の時間を一気に埋めることができるのが「親友」。共に社会人生活を過ごしたり、共通の趣味や、時にライバルの関係は、友達の中でも特別な存在です。親友が親友としてあり続けるためには、最低限のマナーや気配りも必要ということがお解りいただけたでしょうか。
親友とは、自分自身を映す合わせ鏡のような存在で、たとえ以前と異なる点があっても、互いに認め合いましょう。変化は互いの成長として、喜びにも繋がります。以前とは別の新たな色に彩っていくことも出来る春の再会は、「リスタートの色・白」と意識し、楽しんでくださいね!
[執筆:桜井まどか(美エイジング(R)心理カウンセラー)]
【参考】
※ 『マイナビウーマン』「大人になってからもできる! 社会人からの親友の作り方「同期入社」「趣味の習い事で」」2015年1月29日