女性はおケイコが大好きです。いろいろなことに興味を持ったり、覚えたりはとてもいいことです。でも、お金も時間も有限です。そのおケイコ本当に必要ですか? 始めたきっかけ別に、断捨離が必要かどうか見て見ましょう。
■ 1.何となく
おケイコを始めたきっかけを聞くと、「他にやることがない」「飲みに行くよりいいと思って」という、何となく派が結構います。それをやっていることで、何が得られますか? 答えが浮かばないようであれば、浪費です。断捨離が必要です。
特にやりたいことがないのであれば、その分のお金と時間は貯めておけばいいのです。いつか必要になる事柄が出てきます。
■ 2.有利だから・すごいと思われるから
「就職に有利って聞いた」「人からかっこいいと思われる」そんなきっかけの時は、有利とか優越感は得られるかもしれませんが、本当に楽しいですか?と聞いたとき、答えが出ないはずです。そして、もっと有利に・もっとすごい人にとおケイコ貧乏になりかねません。それは、浪費を通り越して搾取になるかもしれません。注意が必要です。
■ 3.必要だから
何かの仕事をするときその資格がなければいけない、ということもあります。その場合は必要経費でしょう。本来の目的・目標のために、ここは集中してがんばりましょう。
■ 4.楽しい・好き
「大好きだから」「会社とは違う人たちに逢えて嬉しい」そういう気持ちでやっているのであれば、お勧めです。好きなこと・楽しいことにはお金や時間を割いても無駄とは言いません。健全な消費です。むしろ、人はそのために稼ぐのであり、生きているのです。
そのために借金をするとか、健康を害するとか、マイナス面が出ないようにコントロールはしましょう。
■ 5.教えたい
楽しいが進んでくると、それを誰かに教えたいに変化してきます。教えてもらう立場から、お金を取って教える立場になることができれば、収入という面も、「教えられる自分」という心の面も満たされます。いちばんいい投資です。
ここで大切なことは、好きだから・楽しいからやっているということです。稼げるから、で始めてしまうと続けているのが苦しくなります。教えるコースは通常よりもたくさんのお金と時間が必要です。それが無駄にならないように、しっかり自分の気持ちを確かめましょう。
[執筆:阿部理恵(ファイナンシャルプランナー&カウンセラー)]