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男女の脳の違い…女性は「6000語」話さないと眠れない!?
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男女の脳の違い…女性は「6000語」話さないと眠れない!?

女性はとにかく話を聞いてほしい、聞いてもらうことでストレスも解消し気分もスッキリ! ということがよくあると思います。そして一方で男性はとりとめのない女性の話を聞くのが苦痛…というケースも。こんな違いがどうして起こるのか、脳の仕組みを知れば納得の根拠があったのです!

 

■ 男女脳の違い=脳梁の太さ

脳科学に基づく感性や男女の脳の違いに関して、多くの著書(※1)をご出版されている黒川伊保子氏によると、まず男女の脳の最も大きな違いは左右の脳を連携する脳梁(=神経の束)の太さ。女性の脳は、脳梁が男性よりも20%太く、右脳(感じる能力)と左脳(顕在意識と直結して言葉を紡ぐ領域)が頻繁に連携することができます。このため、感じたことが即言葉になる女性脳は、その言葉を口から出さないと神経系のストレスが溜まってしまうというのです!

 

■ 6000語話さないと眠れない

では、どのくらい話せばスッキリするかというと、黒川氏によれば「約6000語」。これは筆者が一般的なスピーチに適した文字数から推測するに、1時間前後になります。一日が終わり、今日起きた出来事を話す相手やその時間を確保することが、とても大切ということですね。

ちなみに、男性は女性の1/3程度の2000語程度で十分とのこと。ですから、帰宅した時に既に話すことには満足している可能性が高い男性に、まだ話足りない女性がしゃべり続けるとウンザリされてしまうことになりそうです。

 

■ 共感の重要性

もう一つ、女性の脳の感じ方で重要なことは「共感」。共感してもらいながら、似たような経験や感情を聴いてもらえると、とても話が盛り上がりますね。

しかし男性は、脳梁が細いために、この共感する力も苦手分野ということなので、ご夫婦の場合は、おしゃべりの日課は女性同士で済ませてから帰宅したほうがよさそうです。男性はとりとめのない話を聞くと逆にストレスがたまってしまうそうなので。

 

筆者も仕事をしていると、自然に話をする機会も増え、当たり前のように6000語以上話しているます。ですが育休中、しかも子どもが小さい時は「あー、うー」といったお返事しかない中、子どもに話しかけ続けるのは厳しかった覚えがあります。一日の中でおしゃべりできる環境を確保する習慣をつけ、毎日スッキリして眠りたいものですね!

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー)]

 

※1. 黒川伊保子(2012)『キレる女懲りない男―男と女の脳科学』ちくま新書
※写真: Spectral / 123RF.COM、本文とは関係ありません

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