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『あさが来た』に学ぶ、日々の行動の意識の仕方
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『あさが来た』に学ぶ、日々の行動の意識の仕方

2015年秋から始まった朝の連続テレビ小説『あさが来た』、あなたはご覧になったことがありますか? 今回は、連日20%以上の高視聴率で人気となっているこのドラマから、役立つ日々の意識の方法をお伝えしてみたいと思います。

 

■ 一日の始まりを明るくする主題歌

まず、冒頭の主題歌です。明るい歌詞やメロディが話題となり、特に40代以上の人がCDショップに大勢探しに来ているとのことです。お気づきかもしれませんが、音楽にはこのようなプラスの働きがあります。毎朝毎朝「雨の降る日もあるけれど、明日頑張ろう」というような前向きなこの曲を聞く習慣がつくと、ちょっとこの曲を聞いただけでも、やる気が出て明るい気持ちになれるのです。特に、嬉しかった、すごく充実していた、などプラスの感情が伴う経験と音楽を結び付けるのは効果があるので、明日から意識してこの曲を聞きながら、すごく頑張った楽しいことを思い出してみると、より毎日朝からそういう気分になれるでしょう。

 

■ 『あさが来た』という題名自体の効果

実は、「あさが来た」という題名にも人の気持ちを無意識にポジティブにさせる効果が潜んでいます。もちろん、主人公の名前「あさ」から付けられた題名なのですが、このタイトルを聞くと、人は「また明るい、新しい朝がやって来るんだ」と頭の中でイメージを勝手に連想します。朝、というのは暗い夜を抜けてどんな人にもやって来るもの。この言葉を聞くだけで、人の無意識を前向きな方向に向けさせます。

ドラマの中で何度も「また、新しい朝がやって来ました」とナレーションが入るのを観るのも、自然と気持ちを前向きにするのに効果的ですね。

 

■ 主人公に見る女性リーダーのコミュニケーション術

そして、参考になるのが主人公あさの女性としての仕事への姿勢や、対人コミュニケーションの仕方です。まだまだ成長段階ではありますし、仕事に対して「こうだ」と思ったらどんなことがあっても進もうとするのですが、夫やお舅さん、お姑さんなどの目上の人からの意見はきちんと素直に受け入れ、謝るところは柔軟に謝ります。ガンガン行く女性は、どうしても自分の主張を通そうとしがちですが、こういった柔らかさは大いに参考になる所です。

 

いかがでしたか? 時代は違いますが、子供を持ちながら女性経営者として仕事に向き合う部分は、これからの後半も注目すべき点が多いドラマです。ぜひ楽しみながら、役立ててみてください。

[執筆:渡部 幸(コーチ/キャリアコンサルタント)]

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