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子どもを預けて忘年会・新年会、罪悪感があるのはなぜ?
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子どもを預けて忘年会・新年会、罪悪感があるのはなぜ?

忘年会、クリスマスパーティに新年会と年末年始はイベントが目白押しです。普段は家事に育児に追われるママですが、年末年始に友人達と集まって楽しい一時を過ごす方も多いと思います。楽しいイベントを前にさぞかし心待ちにしているのでは、と思いきや、子どもを誰かに預けて外出することに罪悪感を抱くママもいるのです。せっかくの楽しい集まりです、罪悪感を薄めてから外出しませんか?

 

■罪悪感の矛先を明確にする

夫に子どもを預けて、自分が外出することに罪悪感を抱く。その罪悪感は誰に対してなのでしょうか? 夫なのか、子どもなのか、もしくは自分自身でしょうか? まずは罪悪感の矛先を明確にしましょう。そして、あなたの抱く罪悪感は次のうちのどれに近いですか? 該当しない場合はあなた独自の回答でも構いません。

  • せっかくの休日なのに、夫に育児を頼むのは申し訳ない。
  • 夫に慣れない育児をさせるのは申し訳ない。
  • お母さん子だから、私がいないと子どもが泣くかもしれない。
  • いつも一緒にいる母親がいないと、子どもが寂しがるかもしれない。
  • 私は仕事をしていないのだから、育児は私がやらないといけない。
  • 母親なのだから、子どもが小さいうちはいつもそばにいてあげないといけない。

このように、罪悪感を抱きながら友人達に会っても楽しめないかもしれませんね。

 

■罪悪感は何もしないのが一番

さて、色々な罪悪感が出てきましたが、罪悪感には何もしないのが一番の解決策です。罪悪感を無理矢理に剥がしたり、手放したり、解除しようとする必要はありません。これは罪悪感のみならず感情全体に言えることですが、感情は変えようとすればするほど苦しくなるものです。

例えば、失恋をした相手を忘れようとすればするほど忘れられなくなった経験はありませんか? 感情を否定するからより辛いのです。感情はあれこれいじらずそのままにしておくこと。人間はネガティブな感情からは、逃避をする傾向にありますが、ネガティブな感情を否定することはポジティブな感情を否定することと同じです。

 

■罪悪感は受け止めてもらいましょう

とはいえ、罪悪感を何もしないで放置しておくのはしんどいですよね。そんな時は、筆者のようなカウンセラーを有効活用してみましょう。カウンセラーは心の扱い方のプロです。カウンセリングで、あなたの罪悪感を否定することなくそのまま受け止めてもらうだけで、心はぐっと軽くなります。

人は否定されず、判断されず、助言されずに言いたいことを聞いてもらえたら安心するものです。それはあなたの感情も一緒です。あなたの罪悪感も、言い分を聞いてもらえるだけで随分とすっきりするはずです。カウンセリングは、カウンセラーとの対話ではなく、あなたがあなたの感情との対話する場なのです。

いかがでしょうか? 普段は家事育児に追われて自分の時間をなかなか持てないママ、年末年始の自分の時間を思いっきり楽しんで頂きたいと思います。どうせなら罪悪感は薄めてから外出してくださいね。

[執筆:久保木 惠子(産後ママのサポートコーチ)]

 

【参考】
※執筆者:久保木恵子(産後ママのためのサポートコーチ)について。女性専用のカウンセリング『ボイスマルシェ』の登録カウンセラー。電話カウンセリングなので全国どこからでも利用できる、匿名で話せる、当日予約できるというボイスマルシェの特長を活かし、全国の女性たちの相談にのっている。一児の母。

※写真:hilite / PIXTA、本文とは関係ありません

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