2018年1月『朝日新聞』朝刊に「非正規・独身40代の焦り」という記事がありました。その中に登場する非正規・シングル・40代女性について次のような記述があります。「恋愛は苦手で、男性と付き合った経験は少ない」。

 

■ 40代独身女性、「恋愛は苦手」

母娘関係改善カウンセラーの筆者のもとに寄せられるご相談の中にも「恋愛は苦手、そもそも男性に興味がもてない」という方は結構います。母娘問題ウンセリングの現場では「父と母の仲が悪いため、結婚に希望が持てない」という声も聞かれますが、「恋愛が苦手」「男性に興味が持てない」のはまた少し違った意味合いがあります。ご相談者の中には「両親の仲は決して悪くはありません。むしろ二人して娘の私のことを悪く言います」と話す人もいるのです。

では、「恋愛が苦手」という人について、母娘問題との関連はどのようなものなのでしょうか。

 

■ 気持ちを感じないようにさせてしまう

幼い頃、母親から身体、言葉の暴力を受けるなどつらい状況にあったとき、子供は生き延びるために感情を麻痺させる自己防衛をします。苦しい、怖い、そうした思いをできるだけ感じないようにするのが、自分を守ることになるのです。しかし、やがて成長し、今度は感じるべき時にその力が弱いと、自分が何をどう思っているかわからなくなります。

恋愛というドキドキするような思いにも自分でブレーキをかけてしまう事があります。なぜなら、人を好きなる事に不安を感じてしまうからです。「この人を好きになっていいのか、自分ではわからない」というモヤモヤした気持ちは、やがて「恋愛が苦手」という思い込みになる事も。

恋愛する、しないはもちろんその人の自由です。けれど、もし気になる異性がいても、「なんかよくわからない」で「やっぱり私、恋愛苦手なんだわ」と決めつけてしまうのはもったいない。

このような傾向があるのなら気になる人を思い浮かべて、自分の気持ちを言葉にしてみましょう。「あの人と話していると心が温かくなる」「彼の姿を見ただけで胸がキュンとする」。こうした言葉を書き連ねていくだけでも自分の気持ち、その存在が確かめられるようになります。

[執筆:横山 真香(母娘関係改善カウンセラー) ]

 

【参考】
※文中の事例は、相談者様の同意を頂いたうえで紹介しております。
※写真:pixta、本文とは関係ありません