子どもが幼稚園や保育園に入園すると、親同士の付き合いも始まります。一般的には、パパよりもママが園とのやり取りをすることも多く、パパよりもママ同士の方がより付き合いが深くなります。さて、“ママ友”という言葉からどんなことをイメージするでしょうか? 怖い、面倒くさい、できれば避けたいなどと、とかくネガティブなイメージが先行することが多いかもしれません。子どものことも考えると、トラブルは可能な限り避けたいものです。そこで今回は、ママ友との円満な関係を築くためのポイント3つをご紹介します。
■ポイント1.ママ友はママ業の同僚
ママ友は、ママ業の同僚です。同僚は友人ではありません。子育てという仕事をする仲間です。まずここを認識するといいでしょう。ママ友=怖い、というイメージが先行してしまい、ママ友はいらないと頑なになるのも勿体ないです。例えば、会社でもちょっと気の合う仲間がいて、一緒にランチに行ったり飲みにいったり。そんな同僚がいると職場も楽しくなりますよね。気の合う仲間がいたら楽しくなる、これは子育ても一緒です。
■ポイント2.育児の孤独や悩みはママ友で埋めない
今まで一人で子育てをしてきて、子どもの入園と共に一気に仲間ができると、みんなで子育てをしている実感を得るママも多いと思います。同じ立場の仲間ができるのはとても心強いもの。ここで気をつけたいのは、自分の孤独や悩みを、ママ友で埋めようとしないことです。前述の通り、ママ友はママ業の同僚です。悩みの全てを打ち明けて、ママ友に依存するのは止めましょう。お付き合いは節度を保つことが大事です。
■ポイント3.腹6分目の付き合いがちょうどいい
ママ友はママ業の同僚と書きましたが、会社の同僚とママ業の同僚の大きな違いは、ママ友の方がより関係が密接なことです。ママ業の同僚の場合は、居住地区も、生活地区も一緒で、園以外でも顔を合せることが多くなります。近い間柄だからこそ、お互いの境界線を意識して「もう少しお付き合いしたいな」と思うくらいの腹6分目のお付き合いがほどよいでしょう。
いかがですか? ママ友はママ業の同僚、随分とドライなようですが、実際にママ友は友人ではありません。もちろん、自分の孤独を埋めたり悩みを話したりするカウンセラーではないのです。ママ友との境界線を意識してお付き合いをするといいでしょう。気の合う同僚がやがて友人付き合いに発展することもあります。ママ友のみならず、人間関係のトラブルはとかく近すぎる距離感が原因です。心地いい距離を保つために、人と人との間の境界線をまずは意識するといいでしょう。自分の心地いい距離がわかればトラブルほぼ回避できたも同然です。素敵な子育て仲間に出会えますように!
[執筆:久保木 惠子(乳幼児ママのサポートコーチ) ]
【参考】
※この記事の執筆者:久保木恵子(乳幼児ママのためのサポートコーチ)について。女性専用のカウンセリング『ボイスマルシェ』の登録カウンセラー。電話カウンセリングなので全国どこからでも利用できる、匿名で話せる、当日予約できるというボイスマルシェの特長を活かし、全国の女性たちの相談にのっている。一児の母。
※写真:PIXTA、本文とは直接関係ありません