ご出産おめでとうございます、そして毎日の育児お疲れ様です。自分で何一つできない赤ちゃんのお世話は本当に大変ですよね。授乳におしめ替えにお風呂。ママに抱っこをされていない赤ちゃんもいて、自分の時間をなかなか取れないママも多いと思います。
赤ちゃんを連れての外出は荷物が多くなるし、数時間置きの授乳もある。いつ泣き出すかわからない赤ちゃんに冷や冷やしてしまい、電車やバスに乗るのも敬遠してしまう。このように行動範囲もぐっと狭くなり、気が付いたら一歩も外出をしなかった、そんな日はありませんか?
■ママの役割にどっぷり浸かっていませんか?
赤ちゃんとの長い毎日を一人で過ごし、社会から一人断絶されたような気持ちを味わうママもいます。赤ちゃんのお世話をするのは、実際のところママが中心となっている家庭が多いと思います。赤ちゃんが産まれてからママの生活は一変しますが、パパの生活はさほど変わりません。パパは社会の中で生きているのに、なぜ私だけこんなに孤独なの? 泣き続ける赤ちゃんをずっとあやしていて、家事も進まないし、自分の時間もないし、いつでも睡眠不足。なぜ私ばかり、こんなに大変な思いをしなくてはいけないの? そんな気持ちを抱く時も。それでも赤ちゃんの前では笑顔のママでいなくては、と無理をする。ママという役割にどっぷりと浸かっていませんか?
■自分を蔑ろにしていませんか?
ママの役割にどっぷりと浸かり、「ママなのだから、いつもニコニコとしていなくてはいけない」「ママだから、自分のことよりも赤ちゃんを優先しないと」と思って、赤ちゃんを最優先させて自分のことは蔑ろにしていませんか? 本当は泣きたいくらいに心が疲れているのに、優しく赤ちゃんに微笑みながら赤ちゃんをあやす。自分の疲れを後回しにして、心のSOSを無視していませんか? 産後は心身ともに疲労困憊する時期です、自分の体と心も「お疲れ様」と労わってあげてください。
ママの役割だけにどっぷりと浸かるのは、水にずっと潜っているのと同じことです。息苦しくなって当然。週に一度は自分を優先してみませんか? 一人でお茶をしに出かける、ちょっとおしゃれして友人とランチに行くのもいいでしょう。
そして、自分の感情を心おきなく吐き出したい時は、カウンセラーという味方がいることを忘れないでくださいね。カウンセリングの目的はあなたの心を軽くすることです。批判や余計なアドバイスは一切ありません。どんなことも、気兼ねなく話せる大親友のような存在です。孤立をしがちな現代のママの心強い味方は、ちゃんとここにいることを覚えていてくださいね。
[執筆:久保木 惠子(産後ママのサポートコーチ) ]
【参考】
※この記事の執筆者:久保木恵子(産後ママのためのサポートコーチ)について。女性専用のカウンセリング『ボイスマルシェ』の登録カウンセラー。電話カウンセリングなので全国どこからでも利用できる、匿名で話せる、当日予約できるというボイスマルシェの特長を活かし、全国の女性たちの相談にのっている。一児の母。
※写真:Ushico / PIXTA、本文とは直接関係ありません