前回は、妊活中のカップルの日常で、些細なことをきっかけに生じるコミュニケーションのズレについて、事例をもとに解説してきました。なにかと神経をつかう妊活だからこそ、夫婦のコミュニケーションがうまくいけば妊活のストレスが軽減されるだけでなく、夫婦関係がより良いものになると信じています。
目次
■ 円満な夫婦関係をつくる6つのヒント
(1) 自分にできることは責任をもっておこなう
検査や治療に進んだ場合は特に、男女それぞれに頑張りどころが異なります。女性は痛みを伴う検査や治療もあるかもしれませんし、男性は精液検査等で男性性がとても傷つくかもしれません。性差をきちんと理解することも大切です。
(2) 相手にしかできないことは精一杯応援する
自分だけではどうにもならないことも多々あります。相手が頑張っているときは、精一杯応援しましょう。忙しいのに会社を休んで通院に付き合うといった物理的なことよりも、一言優しい言葉をかけてあげることで十分なケースもあります。無理のないようにしましょう。
(3) 「私の気持ちを察してくれて当然」と思わない
「アレ」「ソレ」なんて言葉だけで日常会話が成り立つほどの夫婦でも、妊活で気をつけておきたいのが「分かってくれてるよね」という思い込み。普段の何気ない会話は別として、妊活に関する話をするときはちょっと意識を変えてみましょう。
(4) 話をするときは「ながら」をやめ、向かい合い、目を見て話す
テレビを観ながらくつろいでいる相手に横から大事な話を突然切り出してもまともに聞き入ってもらえないように、大切な話をしたいときの「ながら」はNG。後から「言ったじゃん!」「聞いてないよ!」というケンカをしないためにも、きちんと目をみて話す癖をつけましょう。
(5) 最後まで話を聞き、途中で割り込んだり否定をしない
時には感情的になってしまったり、相手の感情を無視した発言をしてしまうこともあるかもしれません。聞いているほうも思わず横から話を遮りたくなるかもしれませんが、ぐっとこらえて相手に喋らせてあげましょう。相手の考えを否定することなく自分の意見を伝えられればさらにいいですね!
(6) 喜怒哀楽を共有する
相手が悲しんでいると「励ましてあげなきゃ」という気持ちになりませんか? 時には一緒に悲しむことも有効的です。無理に励まそうとせず、喜怒哀楽をおもいっきり共有することも絆を強くする有効的な方法です。
いかがでしたか?
円満な夫婦関係をつくるきっかけになれば嬉しいです!
[執筆:渡辺 さちこ]
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【参考】
※不妊カウンセリング研究