■ 今どきの嫁は、姑より立場が強い?

昨年、『週刊朝日』が姑と嫁の関係についてアンケート調査を実施(※)。それによれば、結婚難の時代に、息子と結婚してくれた嫁に対し、姑の方が気を使う傾向があるとのこと。

嫁姑の関係がうまくいかず、実家に帰られたりでもしたら、世間体も悪いし、それこそ息子からも責められるでしょう。 さらにそんな姑心理を見抜いてか、金銭面や育児のサポートを期待する嫁もいるそうです。姑にしてみれば、甘えてくる嫁をかわいいと思うか、内心疎ましく感じるかは、人それぞれでしょうが、気兼ねして言いたいことも言えずに我慢すれば、当然ストレスも溜まります。

嫁に対する愚痴は、なかなか他人には言えず、かといって舅でもある自分の夫に言ったところで、「お前が我慢すれば何事もうまくおさまる」と言われるのがオチ。 そこで、こんな悩みを受け止めてくれるのは実の娘しかいない、ということになるのです。

 

■ 孫に買い与える祖母の心理

母娘問題カウンセリングを行っている筆者のところに来られたC子さんは、母親からのメールが来るたび、「もううんざり」と感じています。

二世帯住宅で暮らす母と兄嫁は、表面上うまくいっているようですが、ときどき「また、孫の洋服買わされた」「息子達と外食したけど、支払いはこっち」といった愚痴だけのメールがきます。最初は、聞き流していたC子さんですが、だんだん疑問が膨らんできました。というのも、兄の収入は比較的安定しているし、義姉も、金銭面で頼ってくるような人には思えなかったからです。

そのうち、C子さんはある事に気がつきました。 それは、義姉の親も参加する家族イベント、孫の誕生会や節句などに限って、母親が値の張るものを買い与え、普段は行かないようなワンランク上のレストランに行くということに…。

「つまり、母の見栄なんです。義姉の親に対する」というC子さん。そろそろ、母親の愚痴の聞き役も返上するつもりです。C子さんにしてみれば、二世帯住宅とはいっても一つ屋根の下に暮らす家族なのだから、穏便に生活してもらうのが一番。小姑としては、どちらの味方もしないことが、一番無難だという結論に。

そういえば、舅も息子も中立だからこそ、家族円満のケースは多いのかもしれません。

[執筆:真香(母娘問題カウンセラー), 2014年6月7日]

 

【参考】
※ 『週刊朝日』「「夫の母」は弱体化? 背景に息子の結婚難や晩婚化も」2013年11月22日号