FacebookやLINEなど、SNSでの人間関係が複雑になっているようです。グループ内でのいじめや、「人と違うことをすると非難された」 など、SNSでのストレスを募らせて筆者のカウンセリングルームを訪れる人も増えています。この「SNS疲れ」、ここから見えてくること、解決に繋げる考え方についてお伝えします。

 

■ SNSの弊害

SNSでの交流が盛んになるにつれ、次のような状況に陥いりやすくなります。

・休憩時間や休日もSNSの対応に追われる

・他の行動を妨げたり、体を動かすことが減る

・簡単な受け答えによる会話のパターン化

気がつけば長時間、表情を変えずに能面のような顔で画面に向かっていたことはありませんか? 相手の表情を読んだりアイコンタクトやボディランゲージも必要としないため、表情が固まっているのです。コミュニケーション力の低下を招いたり、新たな人間関係構築のチャンスも逃しかねません。

 

■ 「嫌われる」ことを恐れる心理とは

無理をしてSNSでのコミュニケーションを続ける根底にあるもの、それは嫌われたくない心理です。幼い子どもが母親に愛されようと関心をひこうとする行為と似ています。けれど本当にその繋がりは、必要で大切なものでしょうか? 実際には会ったこともない人や、友達の友達だから繋がっている等… 。まずは1度SNSから離れ、実生活での人間関係の優先をお勧めします。

 

■ 「SNS疲れ」 対処法

下記の対処法では築いてきた関係を壊すことではなく、そっと離れてみるというスタンスです。

  • 日々の更新頻度を下げる
  • 挨拶代わりの「いいね!」を避ける
  • 本当に良いと思う記事にのみ「いいね!」やコメントを入れる

SNSは瞬時に集ったり離れたりが可能な環境だからこそ、より良い関係を結べる人を見つけたり、距離を置いてみることで素晴らしい点が再発見出来るかもしれません。

 

■ 変わりたい時が変われる時

カウンセリングの場では、心のモヤモヤが晴れない時や現状への不満を解決したい人は言葉に置き換えて感情を吐き出そうとします。SNSでは「手放すこと」 は1つの想いが行き着く先であり、チャンスと捉えます。大切なことは、変えるための少しの勇気を持つこと。そうすれば今までよりも自分らしい使い方や関わり方がきっと見えてきます!

[執筆:桜井まどか(心理カウンセラー), 2014年8月30日]