■ 3月はママたちの様々な「葛藤」が交差している

この時期、世の中は新年度に向けて慌ただしく動いています。子育て支援センターや児童館などに頻繁に通っていたママの中にも職場復帰が近い方がちらほらいて、せっかく仲良くなったお友達とのお別れを惜しむ場面もよく目にします。職場復帰に向け、保育園の準備などでバタバタしだしたワーママと、基本のライフスタイルは現状維持の専業ママ。新年度を前にどちらのママもモヤモヤや不安を抱えているようです。今回はその葛藤をまとめてみました。

 

葛藤1.保育園に子どもを預けるのはかわいそう……

筆者も含め、自分は幼稚園出身なので保育園は未知の世界! というママは意外に多いようです。それもあって「保育園に預けられた子どもはかわいそう」というイメージを払拭できずモヤモヤ。心が敏感になっているため、周囲から「よく子どもと離れられるね」「私には無理」などと悪気なく言われるだけで罪悪感でいっぱいになってしまうという声も。

でもご安心を! いざ保育園生活が始まると、そんなモヤモヤも嘘のように消えるケースが多いようです。保育士というプロに育児を手伝ってもらえるメリットは大きいですし、客観的に子どもの成長を見守れるのも保育園ならではでしょう。
 

葛藤2.そこまでして働くの?

“認可保育園がまさかの不承諾! 慌てて認可外保育園に電話をかけまくりバタバタ…。”
“保育園が決まったらと思ったら、慣らし保育で子どもがギャン泣き……。”
“毎朝胸を引き裂かれる想いで子どもを預けているのに、肝心の仕事にはイマイチやりがいが感じられない……。”

そんなとき、ふと「なぜそうまでして私は働くのだろう」という疑問が浮かびます。経済的にどうしても働かないといけないわけじゃないのに今働くのはそもそもワガママなんじゃないのかな?気がつくと思考が堂々巡り……。

働く理由は人それぞれ。他の人と比較したり周囲の意見に流されるのではなく、何のために働くのかをもう一度整理してみてはいかがでしょう。筆者自身も最近までこの問題に直面していましたが、先輩ワーママのひと言「一度きりの人生だもの、ワガママでもいいじゃないか!」に心底救われました。

 

葛藤3.このまま「○○ちゃんのママ」でいいのかな……

「母親になると○○ちゃんのママという立場で日常生活が流れていくけど、ふと自分を見失っていないか不安になるときがあるんだよね」。専業ママの友人はこう話します。子どもが小さいときは育児に専念したいと思って離職したけれど、育休をとって働き続けるママを見ると羨ましい気持ちも出てくる、と。「子どもとずっと一緒にいるから正直ストレスに感じる時もあって。仕事があれば息抜きもできるよね……」。

育児に疲れを感じたら仕事に限らず、子ども預けて息抜きできる場所を探しておくのもいいですね。専業ママの中には「子どもを人に預けるなんて!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、呪縛を解くだけで心がすっと軽くなります。家族にお願いするのはもちろん、保育園や地域の支援センターの一時預かりを利用したり、デパートの託児施設を利用したり、短時間でもリフレッシュできる空間は意外とあるものです。

 

言わずもがな子育て期の働き方や育児には正解はありません。育児に専念するのも、家庭と仕事を両立するのも素晴らしい選択。何かと不安やモヤモヤを抱えがちな季節ですが、そんな時こそ自分自身と向き合う時間を大切に、春からの新年度・新生活を迎えてほしいと思います。

 

[執筆:渡辺さちこ, 2015年3月23日]

 

※写真:(c) phaitoon / 123RF.COM、本文とは関係ありません