子育てで気をつけることは年齢によってどんどん変わっていきます。5歳の娘を持つ筆者もなんとなくそれは感じていたものの、働きながらの子育てで、子どもの成長に追い付いていけない毎日。では何歳の時に何に気をつければ良いのでしょうか? 今回は、脳科学の見地から多くの著書を執筆され、母親でもある黒川伊保子先生の育児本『「幸せ脳」にそだてよう!』(※)からそのエッセンスをご紹介します!

 

■ 3歳までの脳に英才教育は危険!?

黒川先生によれば、脳はそもそも自ら成長する素晴らしい力を持っており、特に3歳までは脳の基盤作りで非常に忙しく発達している時期とのこと。だから、この時期に外部からの強制でお稽古事などの忙しいスケジュールを押し付けることは、はなはだ疑問なのだそうです。

昔、日本の花柳界では、「芸事は6歳の6月6日に始めるのがよい」とされていたそうですが、これは脳の発達の本当のところを見抜いた格言と言えるというから驚きです! スポーツや芸事など微細な身体感覚を競うような分野を身につけさせるには脳が安定した4歳から7歳までの間に始めると良いのだとか。

 

■ 年齢別、子育てのポイント

では、年齢別の脳の発達を考えると、子育てでどのようなことに気をつければよいのでしょうか? 黒川先生曰く、そのポイントは、以下の5つ。

  • 1. 生まれつき備わっている「感じる力」を壊さない(3歳まで)
  • 2. 直感力を育てる(4~7歳)
  • 3. 言語脳完成期。親との対話、読書がもっとも必要なとき(7~8歳)
  • 4.「感じる力」と直感力の連携期間。ひたすら「早寝、早起き、朝ごはん、読書」を実行(9~11歳)
  • 5.「考える力」を育てる(12~15歳)

何か特別な環境を与えるというより「子どもの脳の力をつぶさない」が基本であるとのこと。筆者も英才教育の流行に乗り、3歳のころに娘にスイミングやフラダンスを始めましたが、いづれも失敗に終わりました。ところが、5歳になってから始めたバレエやゴルフはなぜか続いています! 子どもの脳は時期を間違えると、「今はその時期じゃない!」とちゃんと反応しているのかもしれませんね。

 

いかがでしたでしょうか? 育児の基礎を脳科学の観点から学んで効率良く学び、素晴らしい能力をのばしてあげましょう!

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー), 2015年4月25日]

 

【参考】
黒川伊保子(2006)『「しあわせ脳」に育てよう! 子どもを伸ばす4つのルール』講談社

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