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梅雨入り間近! 不調の理由は「梅雨ストレス」にある!
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梅雨入り間近! 不調の理由は「梅雨ストレス」にある!

そろそろ梅雨入りも近くなってきました。関東甲信地方では、昨年の梅雨入りは6月5日ごろと発表されています(※1)。さてこの梅雨時期特有の「梅雨ストレス」があることをご存知でしょうか?

 

■ 「梅雨ストレス」とは

低気圧によって雨がもたらされます。この低気圧配置で大気中の酸素が少なくなるときは、体の疲れを回復させて主に睡眠時に優位に働く副交感神経が刺激されやすくなるといわれています。つまり身体全体が「休息モード」に近い状態になるわけです。梅雨時に限らず、雨の時はなんとなくやる気が出ないなあと感じたことのある方、これは気分だけの問題ではなかったのです。

さらに、梅雨時は片頭痛がひどくなる、という方はいらっしゃいませんか? 実はこれも、自律神経のバランスが崩れることから生じる、梅雨ストレスの一環として考えられます。

 

■ 女性の多くは「6月」が最も不調を感じる月

ウーマンウェルネス研究会が梅雨時期の過ごし方に関する意識調査を20代~50代女性を対象に実施したところ、下記のような結果で(※2)、梅雨ストレスによる不調が明らかになっています。

  • 梅雨時期には7割以上の人が、身体や精神面で何らかの不調を抱えている
  • 1年の中で不調を感じる月「6月」23.8%。40代を除くすべての年代で、6月に最も不調を感じている

 

 

■ 「梅雨ストレス」を軽減させる対策

簡単にできる対策を2つご紹介します。

 

・ぬるめのお風呂にゆっくりつかる

じめじめ湿度が上がる梅雨時期は、クーラーを使う人も多くなります。職場でも自宅でも、室内でずっとクーラーの効いた空間にいると、身体が冷えてしまい、自律神経のバランスが乱れてしまいます。あまり高い温度のお湯につかると、交感神経が優位になりすぎてリラックスできなくなりますので、38~40度程度の少しぬるめのお湯がおすすめです。

・室内を明るくする

梅雨時期は日照時間が少なく、暗い日が続きます。健康な人でも気分が落ち込みやすくなり、うつ病になる人が増える時期でもあります。朝起きたらカーテンを開け、明るい電気をつけ、極力室内を明るく保つようにしましょう。この方法はシンプルですが、実際にうつ病改善のために使われている方法でもあります。

 

だんだん近づく夏に向けてストレスを引きずらないように、普段できる対策は意識して取り入れてみましょう。

[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー) ]

 

【参考】
※1. 気象庁 「過去の梅雨入りと梅雨明け(関東甲信)」
※2. 『Digital PR Platform』「最新「梅雨だる」対策ですばやく解消!梅雨のストレスと【倦怠感】【肩こり】【疲労感】の意外な関係」2015年5月13日

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